
こんなことで、傷ついていませんか?
- 共通の友達から「〇〇ちゃんが陰で言ってたよ」と聞かされた
- 夜になっても、その言葉が頭から離れない
- 「信じていたのに」と悔しさがこみ上げる
- 「私の何がいけなかったの?」と不安になる
仲がいいと思っていた友達に悪口を言われてたと知ると、頭が真っ白になるほどのショックを受けますよね。
結論
陰で出る悪口は、小さな不満のはけ口や、その場の空気に流された言葉のこともあります。一度の悪口だけで、あなたという人がまるごと否定されたわけではありません。
ただし、同じ話を何度も耳にする、秘密が広められているといった場合は、距離を見直したほうがよいサインです。すぐに白黒をつけず、この友達とどうなりたいかを先に考えましょう。
この記事でわかること
- 友達が陰で悪口を言うときの、よくある6つの本音
- 人づてに聞いた悪口を、どこまで信じていいかの目安
- 悪口を知ったあとに、やってはいけないこと
- 問い詰める前に整理しておきたい3つのこと
- 続ける・付き合い方を変える・離れる、それぞれの選び方と例文
- 傷ついた気持ちを落ち着かせる方法
この記事の目次閉じる開く
友達が陰で悪口を言う本音・よくある理由
悪口を言われていたと知ると、「本当はずっと嫌われていたんだ」と考えてしまいがちです。けれど、陰で出る言葉の理由は一つではありません。よくある6つの本音を見ていきましょう。
小さな不満を、別の人に話して気を晴らしている
待ち合わせに少し遅れた、LINEの返事がそっけなかった。本人に言うほどではないけれど、誰かに聞いてほしい小さなもやもやは、誰にでもあるものです。
この場合の悪口は、ガス抜きのようなものです。言った本人は話してすっきりしていて、あなたへの気持ちは前と変わっていないことも少なくありません。
その場の空気に合わせて、口がすべった
数人で話しているときにあなたの話題が出て、誰かの愚痴に「わかる」と相づちを打ってしまう。そんな流れで、本心とは違う言葉が出ることもあります。
輪の中で浮きたくない気持ちが強い人ほど、周りの意見に合わせがちです。あとで「言いすぎたな」と気にしていたり、言ったこと自体を忘れていたりする場合もあります。
あなたをうらやましく思っている
仕事が順調、恋人ができた、いつも周りに人がいる。あなたのそうした部分がまぶしく見えて、素直に喜べない気持ちが、悪口という形でこぼれることがあります。
うらやましさから出た悪口は、あなたの欠点ではなく、相手の心の揺れから生まれています。友達の嫉妬が気になるときは、嫉妬してくる友達の本音もあわせて読んでみてください。
あなたを下げて、自分を上に見せたい
人を下げることで、自分のほうが上だと感じたい人もいます。「あの子って、実はこういうところあるんだよね」と、あなたをよく知っている立場を見せたいときに出やすい言葉です。
ふだんから張り合うような話し方が多い友達なら、この本音かもしれません。自慢や張り合いに疲れているなら、マウントを取ってくる友達との付き合い方も参考になります。
陰口だけでなく、人前であなたを笑いのネタにしてくる友達もいます。からかわれるのが嫌なときの伝え方は、いじってくる友達の本音で例文とあわせて紹介しています。
直接言えない不満が、本当にたまっている
なかには、あなたへの不満が本当に積もっている場合もあります。約束の守り方や話の聞き方など、言いたいのに言えなかったことが、ほかの人の前で出てしまうのです。
聞くのはつらいことですが、関係を見直すヒントにもなります。言われた中身に心当たりがあるなら、陰で言うという相手のやり方とは切り分けて、自分にできることを考えてみてもよいでしょう。
「心配」や「相談」が、悪口に変わって伝わった
「最近あの子、疲れてるみたいで心配なんだよね」。そんな言葉が人から人へ渡るうちに、「最近あの子、感じ悪いって言ってた」に変わってしまうことがあります。
本人は相談のつもりで話していたのに、聞いた側が悪口として受け取ったという場合です。人づてに聞いた話の確かさについては、次の章でくわしく考えてみましょう。

シンパンくんから
陰で言われた言葉って、何倍にも重く響くよね。でも、言った側の理由はけっこういろいろなんだ。まずは深呼吸しよう。
人づてに聞いた悪口は、どこまで本当?
自分の耳で聞いたのではなく、誰かから聞かされた悪口は、元の言葉からずれていることがよくあります。全部を信じるのも、なかったことにするのも、まだ早いかもしれません。

言葉は、伝わるうちに形が変わる
人から人へ話が渡ると、言ったときの表情や、前後の話の流れが抜け落ちます。笑いながらの軽口でも、言葉だけを取り出すと、ぐっと冷たく聞こえるものです。
さらに、伝える人の受け取り方も混ざります。「ちょっと気になる」が「すごく怒ってた」に変わることも、めずらしくありません。
教えてくれた人の気持ちも、少しだけ考える
教えてくれた人は、あなたを心配して伝えてくれているのかもしれません。ただ、話の中心になりたい気持ちや、二人の仲への複雑な思いが、少し混じることもないとはいえません。
教えてくれた人を疑う必要はありません。「聞いた話は、ひとつの見方にすぎない」と心にとめておくだけで、気持ちの揺れはずいぶん小さくなります。
重く受け止めたいとき・様子を見てよいとき
聞いた悪口をどのくらい重く受け止めるかは、次の表を目安にしてみてください。
| 見るところ | 様子を見てよい | 重く受け止めたい |
|---|---|---|
| 聞いた回数 | 一度、一人から | 何度も、複数の人から |
| 中身 | 軽い愚痴や冗談 | 人柄の否定や秘密の暴露 |
| 会ったときの態度 | いつも通り | あなたにだけ冷たい |
| 広がり方 | その場かぎり | グループやSNSに広がる |
右の列に当てはまるものが多いほど、関係を見直したほうがよい状態です。左の列が多いなら、少し時間をおいて様子を見ても遅くはありません。
悪口が嫌がらせになっているとき
SNSに名前を出して悪口を書かれる、しつこく言いふらされて生活に困りごとが出ているといった場合は、ひとりで抱えないでください。法務局の人権相談や、警察の相談窓口(#9110)などの公的な窓口に相談できます。
悪口を知ったあとに、やってはいけないこと
傷ついた直後は、気持ちが大きく揺れています。勢いのまま動くと、あとで後悔したり、関係がよけいにこじれたりしがちです。
やってはいけないこと
- その日のうちに本人を呼び出して問い詰める
- ほかの友達に「何て言ってた?」と聞いて回り、探りを入れる
- 相手のSNSやグループLINEでの発言を見張る
- 仕返しに、相手の悪口を周りに言う
- 「信じていた人に裏切られた」とSNSに遠回しに書く
- 教えてくれた友達の名前を出して、本人に確かめる
聞いて回ったり見張ったりすると、あなたが探っていることが相手にも伝わり、話がもっと大きくなります。仕返しの悪口も同じで、気づけばあなたが「悪口を言う人」と見られてしまうかもしれません。
とくに気をつけたいのは、教えてくれた人の名前を出すことです。伝えた人と言った人の間にも溝ができ、三人ともが気まずくなります。本人と話すときも、誰から聞いたかは伏せておくのが無難です。
問い詰める前に整理しておきたい3つのこと
悪口を言った友達と話すかどうかを決める前に、自分の中で次の3つを整理しておきましょう。答えが見えてくると、取るべき行動も自然に決まってきます。
その悪口で、実際に困ったことがあるか
悪口のせいで、ほかの友達との関係がぎくしゃくした。秘密が知られて恥ずかしい思いをした。そうした実際の困りごとがあるなら、話し合う理由ははっきりしています。
一方で、困りごとはなく、「言われたこと自体が悲しい」という場合もあります。それも大切な気持ちですが、伝えるかどうかは、関係をどうしたいかで決めてかまいません。
この友達と、これからどうなりたいか
これからも仲よくしたいのか、少し距離をとりたいのか、もう離れたいのか。今の気持ちにいちばん近いものを選んでみましょう。
すぐに決められなくても大丈夫です。数日たってから、気持ちががらりと変わることもよくあります。
話すなら、何を伝えたいか
謝ってほしいのか、理由を知りたいのか、ただ「傷ついた」と知ってほしいのか。伝えたいことがぼやけたまま話すと、言い合いになりやすくなります。
話し合ったほうがよいとき
- あなたの秘密や家族のことなど、知られたくない話が広まっている
- 悪口のせいで、周りの人との関係が実際に変わってきた
- これからも近くで付き合う相手で、もやもやを抱えたままだとつらい
- 同じような話を、何度も耳にしている
当てはまらないなら、あえて何も言わずに様子を見るのも立派な選択です。話し合うことだけが、正しい向き合い方ではありません。
関係を続けるか決める方法と伝え方
整理ができたら、この友達とどんな形で付き合っていくかを選びます。大きく分けると、道は3つあります。

続けたいなら、責めずに短く気持ちを伝える
関係を続けたいなら、相手を責めるより、「私はこう感じた」を短く伝えるのがおすすめです。誰から聞いたかには触れず、話を広げすぎないようにします。
ちょっと気になってることがあって。私のことで何か気になっていることがあるなら、直接言ってもらえるとうれしいな
え、どうしたの?
詳しくは言えないけど、少し気になる話を聞いたんだ。責めたいわけじゃなくて、これからも仲よくしたいから聞いてみたよ
文字だと気持ちが伝わりにくいと感じたら、会ったときに同じことを口で伝えてもかまいません。相手が謝ってくれたら、深追いせずに受け取ることが、関係を長く保つコツです。
何も言わずに、付き合い方だけ変える
話し合いはしないけれど、前と同じようには付き合えない。そんなときは、言葉ではなく付き合い方を調整します。
- 秘密や大事な相談は、この友達には話さない
- 二人きりで会う回数を、少しだけ減らす
- グループの場では、いつも通りあいさつをする
- 自分から相手の悪口を言うことはしない
こうしておけば、表向きの関係は保ちながら、あなたの心を守れます。時間がたつにつれて、相手の態度から本音が見えてくることもあります。
離れると決めたら、宣言はいらない
もう付き合っていくのはつらいと感じたら、離れてもかまいません。わざわざ縁を切ると伝えなくても、連絡の回数を少しずつ減らせば、距離は自然にできていきます。
グループで顔を合わせる相手なら、無理に避けるより、あいさつだけは続けるほうが周りに気をつかわせずにすみます。集まりの中に居場所がないと感じるなら、グループで自分だけ浮いてしまうときの考え方をまとめた記事もあります。
言われた中身に心当たりがあるときは
3つのどの道を選ぶにしても、悪口の中に思い当たることが混じっている場合があります。たとえば「いつも待ち合わせに遅れてくる」と言われていて、実際にそうだったなら、そこだけは素直に受け止めてみましょう。
悪口を聞いたことは伏せたまま、自分から一言そえる方法もあります。「最近、遅れてばかりでごめんね」と伝えて行動を変えれば、相手の不満が小さくなり、陰で言われる理由そのものが減っていきます。
ただし、人柄そのものを否定するような言葉まで、受け止める必要はありません。直せることだけを拾い、あとは聞き流してよいのです。
悪口の一件で、この友達との関係がどのあたりにあるのか、わからなくなった人もいるでしょう。質問に答えながら、今の二人の距離をはかってみてください。
傷ついた気持ちを落ち着かせるには
どの道を選んでも、傷ついた気持ちはすぐには消えません。相手との関係と同じくらい、自分の心の手当ても大切にしましょう。
送らない手紙に、気持ちを書き出す
悲しい、悔しい、信じていたのに。頭の中でぐるぐる回っている言葉を、紙やスマホのメモに書き出してみましょう。相手に送るためではなく、気持ちを外に出すための手紙です。
書いているうちに、本当に悲しかったのは何だったのかが見えてきます。翌朝に読み返すと、少し落ち着いた目で状況をながめられることもあります。

一つの悪口で、これまでの思い出まで消さない
悪口を知ると、楽しかった思い出まで嘘だったように感じてしまいます。けれど、一緒に笑った時間と、陰で言われた言葉は、どちらも本当にあったことでよいのです。
すべてを裏切りに結びつけると、あなたが受け取ってきたやさしさまで手放すことになります。思い出は思い出として、そっとしまっておきましょう。
自分を責めすぎない
「私が悪かったのかも」と考えるのは、あなたが人との関係を大切にしているからこそです。ただ、陰で言うと決めたのは相手で、そのことであなたの価値が下がるわけではありません。
職場の人の陰口に悩んでいる場合は、毎日顔を合わせる分、考え方が少し変わります。職場で陰口を言われるときの記事で、仕事の場面に合わせた向き合い方を紹介しています。

シンパンくんから
悪口を言われたからって、あなたの値打ちは少しも減らないよ。信じていた気持ちも、大事にしていいんだ。
それでも気持ちが晴れないときは
自分で整理しようとしても、同じ場面を何度も思い出してしまうことがあります。共通の友達には話しにくく、家族に打ち明けても「気にしすぎ」と流されて、よけいに苦しくなることもあるでしょう。
そういうときは、あなたの友達づきあいとまったくつながりのない相手に、胸の内を聞いてもらう手もあります。誰にも話が伝わる心配がないからこそ、言えずにいた本音まで口にできるものです。
よくある質問
悪口を教えてくれた友達には、どう返せばいいですか?
「教えてくれてありがとう。少し考えてみるね」と短く返すのがおすすめです。その場で詳しく聞き出そうとすると、教えてくれた人まで話に巻き込んでしまいます。
本人と話すとき、誰から聞いたかは言うべきですか?
言わないほうが無難です。名前を出すと、話の中心が「誰が言ったか」に移り、三人の関係がこじれやすくなります。「少し気になる話を聞いた」とだけ伝えましょう。
悪口を言っていたのに、本人は普通に話しかけてきます。どう考えればいいですか?
その場の愚痴やノリで言っただけで、本人の中では終わった話なのかもしれません。あなたが気にならない程度なら、いつも通り接して大丈夫です。もやもやが強いなら、付き合い方を少し調整しましょう。
悪口を言われたのに、嫌いになりきれません。おかしいでしょうか?
おかしくありません。長く付き合ってきた友達なら、好きな気持ちと傷ついた気持ちが同時にあるのは自然なことです。どちらかに決めようと急がず、時間をかけて気持ちを見ていきましょう。
いちばん仲のいい親友に言われていました。立ち直れる気がしません。
近い相手ほど、ショックは大きくなるものです。まずは気持ちを書き出すなどして、心を休めてください。少し落ち着いてから、親友との間に距離ができたときの記事で、関係の続け方のヒントを探してみてください。
まとめ
友達に陰で悪口を言われていたと知るのは、本当につらいことです。最後に、この記事のポイントをふり返りましょう。
- 陰の悪口は、不満のはけ口やその場のノリ、うらやましさから出ることもある
- 人づてに聞いた話は、元の言葉からずれていることがある
- 回数・中身・態度・広がり方を見て、どのくらい重く受け止めるか決める
- 問い詰める、聞いて回る、仕返しをするのは避ける
- 続ける・付き合い方を変える・離れる、どれを選んでもよい
どの道を選ぶにしても、決める基準は「相手にどう思われるか」より「あなたが安心していられるか」です。

シンパンくんから
傷ついたあとでも、あなたを大事にしてくれる人とのつながりは、ちゃんと残っているよ。ゆっくりでいいから、自分の気持ちをいちばんに考えてね。




