こんなことで、モヤモヤしていませんか?

  • 先輩に質問すると、小さくため息をつかれる
  • ほかの人とは笑って話しているのに、自分には短い返事だけ
  • 「それ、さっきも言ったよね」と言われてしまう
  • 人間関係に疲れて「もう辞めようかな」と思う

家事や子どもの予定をやりくりして働きに出ているのに、パート先の先輩が冷たいと、心まで疲れてしまいますよね。

結論

パート先の先輩が新人に冷たいのは、あなたが嫌いだからではなく、先輩の側の事情であることが多いです。忙しさや、教えることへの苦手意識、新人がすぐに辞めてきた経験などが、そっけない態度になって表れています。

目指したいのは「仲良くなること」ではなく「仕事がしやすい関係」です。

この記事でわかること

  • パート先の先輩が新人に冷たくなる5つの本音
  • 気にしなくていい冷たさと、注意が必要な態度の見分け方
  • 仲良しより「仕事がしやすい関係」を目指す考え方
  • 質問・お礼・注意されたときの声かけの例文
  • いじめにあたるときの相談先
この記事の目次閉じる開く
  1. パート先の先輩が新人に冷たい5つの本音
    1. 1. 限られた時間で仕事を回すのに精一杯
    2. 2. 教えるのが苦手で、言い方がきつくなる
    3. 3. 新人がすぐ辞めるのを何度も見てきた
    4. 4. 自分の居場所や役割を守りたい
    5. 5. 誰に対してもそっけない話し方の人
  2. 気にしなくていい冷たさと、注意が必要な態度の違い
    1. 慣れれば気にならなくなることが多い冷たさ
    2. 早めに誰かを頼ったほうがよい態度
  3. 仲良くなるより「仕事がしやすい関係」を目指す
    1. パート先は「仲良しの集まり」でなくていい
    2. まずは先輩の「やり方」を受け止める
    3. 休みを代わってもらったら、お礼を一言
  4. 先輩とうまくやるための声かけ(例文つき)
    1. 質問は「まとめて・手が空いたときに」
    2. 教わったあとは、やってみた結果を伝える
    3. 注意されたときは、言い訳より「次からこうします」
    4. 帰り際のあいさつに、一言を添える
  5. やってはいけないこと
  6. いじめにあたるときは、店長や本部、公的な窓口へ
  7. それでも先輩との関係に悩むときは
  8. よくある質問
  9. まとめ

パート先の先輩が新人に冷たい5つの本音

新人の目にはきつく映る態度も、先輩の立場から見ると、まったく違う理由で生まれていることがあります。よくある5つの本音を見ていきましょう。

古くからのメンバーとの距離
きつく見える態度にも、先輩なりの理由があります

1. 限られた時間で仕事を回すのに精一杯

パートの仕事は、決まった時間の中で決まった量をこなす働き方です。夕方のレジの混雑や、開店前の品出し、昼の仕込みなど、先輩の頭の中は「時間までに終わらせること」でいっぱいになっています。

そんなときに声をかけられると、答えが短くなったり、表情がかたくなったりしがちです。「あとでね」の一言も、拒んでいるのではなく「今は手が離せない」という意味のことが多いでしょう。

忙しい時間帯と落ち着いた時間帯で、先輩の様子が違うかを見てみましょう。手が空いているときはふつうに話してくれるなら、冷たさの正体は忙しさだと考えてよさそうです。

2. 教えるのが苦手で、言い方がきつくなる

長く働いている先輩の中には、誰かにきちんと教わったというより、見よう見まねで仕事を覚えてきた人もいます。手順が体にしみついていても、それを言葉で順番に説明するのは、また別の力が必要です。

うまく説明できないもどかしさから、「見ればわかるでしょ」と早口になってしまう人もいます。新人に教える役目を、自分の持ち場と掛け持ちで任されている場合はなおさらです。

この場合、先輩はあなたにいらだっているというより、教える役目そのものを重荷に感じています。質問をまとめる、メモを見せて確認するなど、教えやすくする工夫で態度がやわらぐことがあります。

3. 新人がすぐ辞めるのを何度も見てきた

パートの職場では、入って数週間で来なくなってしまう人もいます。先輩は、時間をかけて教えた新人がある日突然辞めてしまう経験を、何度もしてきたのかもしれません。

そうしたことが重なると、「この人も続くかわからない」と、最初は心の距離を置いて様子を見るようになります。冷たく見える態度は、期待して裏切られないための身構えでもあるのです。

この場合は、あなたがシフトに入り続け、仕事を少しずつ覚えていくことが何よりの答えになります。何か月か続けているうちに、先輩のほうから話しかけてくれるようになることも珍しくありません。

4. 自分の居場所や役割を守りたい

長く同じ職場にいる先輩にとって、そこは自分がいて当たり前の場所です。担当の売り場、慣れたシフト、店長からの信頼など、時間をかけて積み重ねてきたものがあります。

そこに新しい人が入ってくると、「シフトを減らされるかもしれない」「自分のやり方を変えられるかもしれない」と、心のどこかで落ち着かなくなる人もいます。覚えが早い新人や、似た仕事の経験がある新人ほど、警戒されやすいこともあります。

「ここではこうするの」とやり方に強くこだわるのは、自分の役割を守りたい気持ちの表れかもしれません。最初は先輩のやり方をそのまま受け入れると、安心してもらいやすくなります。

5. 誰に対してもそっけない話し方の人

なかには、もともと口数が少なかったり、言い方がぶっきらぼうだったりする人もいます。その場合の冷たさは、あなたに向けたものではなく、その人の話し方のくせです。

ほかのパートさんや社員さんへの話し方を、少し離れたところから見てみましょう。誰にでも同じ調子なら、あなたが特別に嫌われているわけではありません。

職場の何人もの人から距離を置かれているように感じるなら、職場で避けられている気がするときの記事で、気のせいかどうかの確かめ方を紹介しています。

シンパンくんからあなたへ

冷たくされると「私が何かしたのかな」って考えちゃうよね。でも、先輩の側にも余裕のなさや身構えがあることが多いんだ。

気にしなくていい冷たさと、注意が必要な態度の違い

先輩の態度がきつく感じても、そのすべてが心配なものとは限りません。慣れれば落ち着くことが多い冷たさと、早めに誰かを頼ったほうがよい態度を分けて考えてみましょう。

見るところ気にしなくていい注意が必要
教え方早口・一度きり教えない・違うやり方を教える
返事忙しいときだけ短いあいさつも返さない
ほかの新人への態度誰にでも同じあなたにだけきつい
ミスをしたときその場で注意して終わり人前で何度も責める

慣れれば気にならなくなることが多い冷たさ

様子を見てよい冷たさのサイン

  • 混んでいる時間帯だけ、返事が短くなる
  • 言い方はきついが、聞けば答えてくれる
  • ほかの人にも、同じような調子で話している
  • ミスを注意されても、そのあとまで引きずらない
  • 任される仕事が、少しずつ増えている

これらが当てはまるなら、先輩の態度は「新人への身構え」や「話し方のくせ」の範囲だと考えられます。仕事に慣れていくにつれて、それほど気にならなくなるでしょう。

早めに誰かを頼ったほうがよい態度

注意が必要な態度のサイン

  • あいさつをしても、毎回わざと無視される
  • 必要な連絡や引き継ぎを、自分にだけしてもらえない
  • わざと違うやり方を教えられ、失敗を責められる
  • お客さんやほかの人の前で、大きな声で怒られる
  • 休憩室で、聞こえるように悪口を言われる

こうした態度が続く場合は、「先輩の性格だから」「新人だから」で片づけてよい問題ではありません。この記事の後半で、相談先を紹介しています。

陰で何か言われているように感じる場合は、職場の陰口への向き合い方も参考にしてください。相手が職場の年上の女性で、目をつけられた気がしているなら、職場の年上女性が冷たいときの記事も役に立つはずです。

無料の本音診断(10問)職場の人間関係チェック

仲良くなるより「仕事がしやすい関係」を目指す

先輩が冷たいと、「どうにかして好かれなきゃ」と焦るかもしれません。でも、パート先の人間関係で大切なのは、仲の良さより仕事の受け渡しが滞りなく進むことです。

頼みを断ったあとの距離感
仕事の受け渡しができていれば、それで十分です

パート先は「仲良しの集まり」でなくていい

あいさつを交わせて、わからないことを聞けて、頼まれたことを返せる。この三つがそろえば、職場の関係としては十分です。一緒にお昼を食べたり、休みの日に連絡を取り合ったりする必要はありません。

先輩に好かれようと無理をすると、気をつかいすぎて、家に帰るころにはくたくたになってしまいます。家のこともこなしながら働いているなら、なおさら気持ちの余力を残しておきたいものです。

休憩室のおしゃべりに入りにくいと感じる人は、職場の雑談に入れないときの記事で、無理をせずに輪に加わるコツを紹介しています。

まずは先輩の「やり方」を受け止める

似た仕事の経験があると、「こうしたほうが早いのに」と思う場面もあるでしょう。けれど、入ったばかりのうちに「前の職場ではこうでした」と言うと、先輩には自分のやり方を否定されたように聞こえがちです。

最初の数か月は、先輩のやり方をそのまま覚えることに集中しましょう。信頼されてから「こうしてみてもいいですか?」と相談すれば、提案も受け入れてもらいやすくなります。

休みを代わってもらったら、お礼を一言

子どもの行事や急な発熱で、シフトを代わってもらうこともあるでしょう。パートの職場では、誰かの休みを誰かが埋めて回っています。

休むこと自体はお互いさまで、あなたが悪いわけではありません。ただ、先輩の中に「また急に休みが出た」という小さな疲れがたまっていることもあります。

休み明けには、「先日は急にお休みしてすみません。代わっていただいて助かりました」と、自分から一言伝えましょう。お礼をきちんと言える人には、先輩も手を貸しやすくなります。

先輩とうまくやるための声かけ(例文つき)

冷たい先輩にも、話しかけ方を少し変えるだけで、返ってくる反応が変わることがあります。場面ごとの声かけの例を紹介します。

質問は「まとめて・手が空いたときに」

わからないことが出るたびに聞くと、忙しい先輩には負担になりやすくなります。急ぎでない質問はメモにためておき、先輩の手が空いたタイミングでまとめて聞きましょう。

質問するときの声かけの例
あなた

〇〇さん、お手すきのときに2つだけ確認してもいいですか?

相手

今はちょっと無理。あとでね。

あなた

わかりました。品出しが終わったころに、もう一度声をかけますね。

「2つだけ」「1分だけ」と最初に伝えると、先輩も応じやすくなります。断られても「あとで来ます」と次の約束をして引けば、印象が悪くなることはありません。

質問のしかたには、ほかにも工夫があります。自分の考えを添えて「確認」の形で聞くコツは、職場の先輩が冷たい本音と付き合い方に例文つきで載せています。

教わったあとは、やってみた結果を伝える

先輩が教える気をなくす理由のひとつに、「教えても伝わっているかわからない」という手ごたえのなさがあります。教わったことを実際にやってみたら、その結果を短く伝えましょう。

  • 「教えていただいた袋の詰め方、やってみたら早くできました」
  • 「前に言われた順番で並べたら、売り場がすっきりしました」
  • 「〇〇さんのメモのおかげで、今日は一人で閉店の片づけができました」

具体的な一言があると、先輩は「教えた甲斐があった」と感じやすくなります。新人が続かなかった経験のある先輩ほど、こうした言葉にほっとするものです。

丁寧に教えてくれる
教わったことをやってみせるのが、先輩にとっていちばんの安心になります

注意されたときは、言い訳より「次からこうします」

注意されると、つい事情を説明したくなります。けれど、忙しい現場では長い説明が言い訳に聞こえやすく、先輩のいらだちを強めてしまいがちです。

まずは「すみません、次からは〇〇するようにします」と短く受け止めましょう。言われた意味がよくわからないときは、「確認なのですが、〇〇ということで合っていますか?」と聞き返せば、同じミスを防げます。

帰り際のあいさつに、一言を添える

「お先に失礼します」だけでなく、「今日もありがとうございました」と添えるだけで、印象はやわらかくなります。返事が小さくても、毎回続けることが大切です。

あいさつは、仲良くなるためというより、「同じ職場で働く人として大切に思っています」と伝える小さなしるしです。続けているうちに、先輩の表情がふっとゆるむ日が来ることもあります。

シンパンくんからあなたへ

上手に話せなくても大丈夫。短い一言を毎回続けることのほうが、ずっと先輩の心に届くよ。

やってはいけないこと

先輩の態度がつらいと、気持ちのやり場を探すうちに、かえって職場の居心地を悪くする行動をとってしまうことがあります。

関係をこじらせやすい行動

  • ほかのパート仲間に、先輩の悪口や愚痴を話す
  • 「前の職場では」と、やり方を比べて口にする
  • 怖くて聞けないまま、自己流で作業を進める
  • 先輩を避けて、仕事に必要な連絡まで控えてしまう
  • つらさを誰にも話さず、体調を崩すまでがまんする

パートの職場は人数が限られているぶん、話が伝わるのも早いものです。愚痴をこぼすなら、職場とつながりのない家族や友人にしましょう。

一方で、がまんしすぎるのも禁物です。出勤前になると気持ちが沈む、シフトの日が近づくと眠れないといった状態が続くなら、次の章の相談先を頼ってください。

いじめにあたるときは、店長や本部、公的な窓口へ

パート先で無視される、仲間外れにされる、わざと仕事を教えてもらえない。先輩の態度が「冷たい」を超えて、こうしたことが続くなら、職場のいじめや嫌がらせにあたる可能性があります。あなたひとりのがまんで解決する問題ではありません。

パートで働く人も、正社員と同じように、職場での嫌がらせについて相談できます。話しやすいところから、次の順番で頼ってみてください。

  1. 店長や、シフトを管理している社員
  2. チェーン店や会社の本部・本社にある相談窓口
  3. 都道府県の労働局などに置かれている「総合労働相談コーナー」

相談の前に、あったことを手帳やスマホのメモに残しておくと、話がぐっと伝わりやすくなります。言われた言葉と、そのときの状況、周りにいた人を、できればその日のうちに書いておきましょう。

夜中に何度も目が覚める、食事の量が目に見えて減ったなど、体にまで影響が出ているなら、医療機関で診てもらうことも考えてください。職場を変えることも、自分を守るための大切な選択肢のひとつです。

相談の前に伝えることをまとめるパンダ
あったことを書き留めてから、相談してみましょう

それでも先輩との関係に悩むときは

いじめとまでは言えないけれど、先輩の態度が気になって、シフトの日が来るたびに気が重くなる。パートの人間関係に疲れたそんな気持ちは、家族に話しても「気にしすぎじゃない?」で終わってしまいがちです。

職場の人には話しにくい悩みだからこそ、利害関係のない第三者に聞いてもらうと、気持ちが整理されることがあります。

よくある質問

先輩が冷たいのは、私の仕事の覚えが遅いからでしょうか?

覚えの早さだけが理由とは限りません。忙しさや教えることへの苦手意識など、先輩の側の事情であることも多いです。わからないことはメモで確認し、教わったことを形にしていけば、態度がやわらぐこともあります。

先輩が怖くて、わからないことを聞けません。

ほかに聞きやすい先輩や社員さんがいれば、その人に聞いてもかまいません。怖い先輩に聞くときは、「2つだけ確認させてください」と数を区切ると、声をかけやすくなります。

ほかのパートさんとは楽しそうなのに、私にだけそっけないです。

入って間もないうちは、まだ様子を見られている段階かもしれません。長く一緒に働いている人と同じ距離になるには、時間がかかるものです。ただし、無視や悪口が続くなら店長などに相談しましょう。

先輩が苦手で、パートを辞めたいと思っています。

辞めるかどうかは、あなたが決めてよいことです。仕事の流れに慣れると気にならなくなる場合もあるので、迷うならもう少し様子を見るのもひとつの方法です。体調に影響が出ているなら、無理に続けなくてかまいません。

先輩とLINEを交換したほうが、仲良くなれますか?

仕事の連絡用のグループがあればそれで十分で、個人的に交換する必要はありません。職場での短い会話を重ねるほうが、関係づくりには役立ちます。

まとめ

  • パート先の先輩の冷たさは、忙しさや教えることへの苦手意識が理由のことが多い
  • 新人が続かなかった経験から、最初は様子を見ているだけの先輩もいる
  • 目指すのは仲良しではなく、仕事の受け渡しがうまくいく関係
  • 質問はまとめて、教わったあとは結果を伝え、休みのお礼は自分から
  • 無視や悪口、わざと教えないといったことが続くときは、店長・本部・総合労働相談コーナーへ

慣れない職場で働きながら、人間関係にまで気を配っているあなたは、それだけで十分がんばっています。自分のペースで、仕事のしやすい関係を少しずつつくっていきましょう。

シンパンくんからあなたへ

先輩の冷たさは、あなたの価値とは関係ないよ。今日できたことを一つ数えて、ゆっくり休んでね。