チェック結果の受け止め方
このチェックの結果は、相手の今の行動から見た「目安」です。職場での態度は、仕事の忙しさや、その日の体調にも左右されます。1回の結果だけで「嫌われている」と決めつけないようにしましょう。
職場では、相手の気持ちを直接聞くのが難しいものです。そのぶん、ちょっとした態度を悪いほうに受け取りやすくなります。次のような時期は、とくに勘違いが起きやすいので気をつけましょう。
- 締め切り前などで、職場全体が忙しい
- 相手が体調や家庭のことで悩んでいる
- 席替えや異動のあとで、話す機会が減った
- メールやチャットだけのやり取りが増えた
不安なときほど、実際に起きたことと、自分の受け取り方を分けて考えてみてください。たとえば「あいさつが返ってこなかった」は起きたこと、「嫌われている」は自分の受け取り方です。
「気のせい」と「距離を置かれている」の見分け方
冷たく感じるときは、まず「自分にだけなのか」「誰にでもなのか」を見てみましょう。誰にでも同じ態度なら、相手の性格や忙しさが理由のことが多いです。
気のせいの可能性が高いサイン
- ほかの人にも、同じようにそっけない
- 仕事の連絡や質問には、きちんと答えてくれる
- 二人で話すときは、ふつうに会話ができる
- 忙しい時期が終わると、態度が元に戻る
反対に、自分だけ連絡が届かない、自分だけ誘われないといったことが何度も続くなら、何かのすれ違いが起きているのかもしれません。
相手が上司の場合
上司は立場上、あえて厳しく接したり、人前では口数が少なかったりすることがあります。二人で話すときに相談に乗ってくれるなら、期待しているからこその態度という可能性もあります。
上司の態度が気になる場合は、上司が自分にだけ冷たいときの本音も参考にしてください。
相手が同僚の場合
同僚とは、仕事の分担や、頼まれごとを断ったことがきっかけで気まずくなることがあります。態度が変わった時期に、意見が分かれた出来事などがなかったか思い出してみましょう。
思い当たることがあれば、それが関係を戻す手がかりになります。何も思い当たらないなら、相手の側の事情かもしれません。
関係をよくするために、明日からできること
相手の気持ちを変えようとするより、自分からできる小さな行動を続けるほうが、関係は変わりやすいものです。無理のないものから試してみましょう。
あいさつにひと言足す
「おはようございます」のあとに「雨、すごいですね」など、ひと言だけ足してみましょう。返事を求めない軽い話題なら、相手の負担になりません。
声をかける時間を選ぶ
忙しいときに話しかけられると、誰でも返事がそっけなくなりがちです。ひと言ことわってから、結論から短く話すと伝わりやすくなります。
お忙しいところすみません。来週の会議の件で、2分だけよろしいですか?
いいよ。どうしたの?
お礼は具体的に伝える
「ありがとうございます」に「資料の確認、助かりました」と具体的な内容を足すと、気持ちが伝わりやすくなります。小さなやり取りの積み重ねが、少しずつ関係を変えていきます。
誤解がありそうなら、短く伝える
心当たりがあるときは、「この前の件、言葉が足りなかったかもしれません」と短く伝えてみましょう。長く説明したり、謝りすぎたりしなくて大丈夫です。

シンパンくんから
職場の全員と仲よくなる必要はないよ。仕事が気持ちよく進むくらいの距離感を、目標にしてみよう。
同僚に避けられている気がするときの確かめ方は、職場で避けられている気がするときの確かめ方で詳しく紹介しています。
無視や嫌がらせが続くときは
あいさつを無視される、仕事に必要な情報を回してもらえない、人前で強く責められるといったことがくり返されていませんか。そんなときは、ひとりでがまんを続けないでください。
社内に相談窓口があれば、そこや人事の担当者に相談できます。社外にも、各都道府県労働局の総合労働相談コーナーなど、公的な窓口があります。
日時や場所、言われたことやされたこと、そばにいた人をメモしておきましょう。相談するときに、状況を正確に伝えやすくなります。
よくある質問
嫌われているかもと思うと、職場に行くのがつらいです。
不安な気持ちが続くのは、自然なことです。まずは信頼できる人に話してみてください。眠れない、食欲がないといった日が続くときは、医療機関や専門の相談窓口に相談しましょう。
相手に「私のことが苦手ですか」と直接聞いてもいいですか?
職場では、直接聞くと相手が答えにくく、かえって気まずくなることがあります。「私の仕事の進め方で、気になることはありますか」のように、仕事の話として聞くほうが答えてもらいやすいでしょう。
職場の全員から嫌われている気がします。
一人に冷たくされると、まわりの全員がそう見えてしまうことがあります。まずは、いちばん気になる人を一人選んでチェックし、ほかの人とは分けて考えてみましょう。
同僚の態度が急に変わったときも使えますか?
使えます。態度が変わる前と今の様子を比べながら答えると、変化がわかりやすくなります。態度が急に変わる理由については、同僚の態度が急に変わった理由も読んでみてください。
異動や転職を考えたほうがいいですか?
このチェックの結果だけで決める必要はありません。まずは、関係をよくする行動を試してみましょう。それでもつらさが続くときは、信頼できる人や人事の担当者に相談しながら考えても遅くはありません。







