こんなことで、悲しくなっていませんか?

  • 「連休、うちの実家にも顔を出したい」と言うと、返事が急に歯切れ悪くなる
  • 「その日は仕事が入るかも」「一人で行ってきたら?」とかわされる
  • 毎回この調子で、私の家族のことが嫌いなのかと考えてしまう

夫が妻の実家に行きたがらないと、さみしさと一緒に、親にも申し訳ない気持ちがわいてきますよね。自分の親を大切に思っているからこそ、夫にも同じように接してほしい。そう願うのは、とても自然なことです。

結論

妻の実家に行きたがらない夫が、あなたの両親を嫌っているとは限りません。ずっと気をつかい続けて疲れる、身の置きどころがないという本音もあります。親に言われた一言が、心に残っていることもあります。

理由がわかれば、滞在の時間や過ごし方を変えるだけで、夫の負担は軽くなります。別々に帰省するという選択もあります。

この記事でわかること

  • 妻の実家に行きたがらない夫の6つの本音
  • 夫の「行きたくない」の裏にある気持ちの確かめ方
  • 頼むときに避けたい言い方
  • 滞在時間や役割を決める、気まずくならない頼み方
  • 別々に帰省するという選択と、親への伝え方
この記事の目次閉じる開く
  1. 妻の実家に行きたがらない夫の本音
    1. ずっと気をつかっていて、帰るとぐったりする
    2. 身の置きどころがなく、手持ちぶさた
    3. 妻の両親に言われた一言が、心に残っている
    4. 移動や滞在が長く、休みがつぶれる気がする
    5. 自分の実家との回数の差が、気になっている
    6. お酒や食事など、決まった過ごし方がつらい
  2. 「行きたくない」の裏にある気持ちを確かめる
  3. 夫に頼むときに避けたいこと
    1. 「悪気はない」で片づけると、夫はもう話さなくなる
    2. 日程を先に決めると、夫は「連れていかれる側」になる
  4. 気まずくならない頼み方
    1. 滞在時間を、先に決めて伝える
    2. 夫に、実家での役割を作る
    3. あなたが夫と親の間をつなぐ
    4. 傷ついた言葉は、あなたから親に伝える
    5. 両家に行く回数を、夫婦で決めておく
    6. 帰り道は、親の話より夫をねぎらう
  5. 別々に帰省するという選択
    1. 別々に帰省するのは、悪いことではない
    2. 親には、夫を悪者にしない形で伝える
    3. 子どもと帰るときは、夫ともつながっておく
    4. 顔を合わせる機会は、小さく残しておく
    5. 夫の実家への帰省も、同じように考える
  6. それでも気持ちがすれ違うときは
  7. よくある質問
  8. まとめ

妻の実家に行きたがらない夫の本音

夫にとって妻の実家は、何度通っても「よその家」のままであることが少なくありません。まずは、夫が足を運びたがらない理由を見ていきましょう。

ずっと気をつかっていて、帰るとぐったりする

言葉づかいに気をつけ、出されたものはきちんと食べ、話をふられれば笑顔で答える。妻の実家にいる間、夫はずっと「よそ行きの自分」でいることがあります。

あなたにとってはくつろげる家でも、夫にとっては緊張が続く場所です。帰りの車で黙りこむ、家に着いたとたんに横になるといった様子があるなら、気づかれが大きいのかもしれません。

身の置きどころがなく、手持ちぶさた

あなたと両親が昔話や親せきの話で盛り上がる横で、夫は話に入れず、テレビを眺めているだけ。台所を手伝おうにも勝手がわからず、どこに座っていればいいのかもわからない。そんな時間が、夫にはとても長く感じられます。

子どもが小さいころは子どもの相手をすることで居場所があったのに、子どもが大きくなって祖父母と遊ぶようになり、急にすることがなくなったという夫もいます。「行っても、やることがない」という言葉は、そんな居場所のなさを表していることがあります。

妻の両親に言われた一言が、心に残っている

「もう少し稼げる仕事はないの?」「娘に苦労をかけないでね」「孫の顔はまだ?」。あなたの親に悪気はなくても、夫にとっては責められたように感じる言葉があります。

あなたの親を悪く言うことになるので、夫はその話を切り出しにくいものです。理由を言わずに行くのを避けているなら、何か引っかかる出来事があったのかもしれません。

移動や滞在が長く、休みがつぶれる気がする

実家が遠方なら、移動だけで一日がかりです。数少ない連休が、毎回妻の実家への帰省で終わってしまう。体を休める日がないことが、夫の「行きたくない」につながっていることもあります。

休日の過ごし方そのものでもめることが多いなら、休日に寝てばかり・一人で出かける夫の本音も読んでみてください。

自分の実家との回数の差が、気になっている

妻の実家には毎月のように行くのに、自分の実家には年に一度。そんな差があると、夫は口に出さなくても不公平に感じていることがあります。

反対に、両方の実家に同じように顔を出そうとして、休みがすべて帰省で埋まり、疲れきっている夫もいます。

お酒や食事など、決まった過ごし方がつらい

あなたの父親にお酒をすすめられて断れない、食べきれないほどの料理を出される、泊まりのときは布団が変わって眠れない。もてなしてもらっているとわかっているからこそ、夫は「やめてほしい」と言い出せずにいます。

こうした小さな負担は、あなたから親に「この人、お酒はほどほどにしてるの」と伝えておくだけで、ずいぶん減らせることがあります。

家族と話がかみ合わない
夫にとっては、緊張が続く場所なのかもしれません

シンパンくんからあなたへ

自分の家族のところに来てくれないと、さみしいし、親にも申し訳ない気持ちになるよね。でも夫にとって妻の実家は、「ずっと気が抜けない場所」なのかもしれないんだ。

「行きたくない」の裏にある気持ちを確かめる

同じ「行きたくない」でも、疲れるだけなのか、何かに傷ついているのかで、あなたができることは変わります。まずは、次のようなサインがないか振り返ってみましょう。

あなたの親の言葉に傷ついているかもしれないサイン

  • 以前は来ていたのに、ある時期から急に来なくなった
  • 理由を聞くと、話をそらしたり黙りこんだりする
  • 実家の話題が出ると、表情がこわばる
  • あなたの父親か母親の、どちらか一方とだけ目を合わせない
  • 「どうせ俺は」と、自分を下げる言葉が出る

当てはまるものが多いなら、夫は疲れているだけでなく、心に引っかかる出来事を抱えているのかもしれません。責めずに、話しやすい聞き方で確かめてみましょう。

夫の気持ちを確かめるときの例
あなた

実家に行くの、気が重いのかなと思って。何か嫌なことあった?

相手

別に……まあ、お義父さんに仕事のこと言われたのは、ちょっと気になってたかな

あなた

そうだったんだ。話してくれてありがとう。嫌な思いさせてごめんね

夫が打ち明けてくれたら、親の言い分を伝える前に、まず夫の気持ちに耳を傾けましょう。「お父さんはそういうつもりじゃ」と言いたくなっても、その言葉はいったん飲みこんで大丈夫です。

口数の少ない夫で、何を考えているのかなかなか見えてこないときは、夫の本音がわからないで、話してもらうための聞き方を紹介しています。実家のことに限らず、夫が今どんな気持ちで家族と向き合っているのかは、次の診断でも確かめられます。

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夫に頼むときに避けたいこと

自分の親のことだからこそ、つい言葉が強くなることもあります。でも、次のような言い方は、夫の足をますます遠のかせてしまいます。

避けたい頼み方

  • 「家族なんだから、来て当たり前でしょ」と義務にする
  • 夫が傷ついた言葉を、「親に悪気はないから」で片づける
  • 帰省の日程を、夫に相談する前に親と決めてしまう
  • 実家で夫を一人にしたまま、自分は家族と盛り上がる
  • 親の前で、夫の態度を注意する

「悪気はない」で片づけると、夫はもう話さなくなる

親をかばいたい気持ちは自然なものです。けれど、夫が勇気を出して打ち明けたことを「悪気はないんだから」と流すと、夫は「何を言っても無駄だ」と感じてしまいます。そうなると、二度と話してくれなくなるかもしれません。

親に悪気がなかったとしても、夫が傷ついたことは事実として受け止めることが、夫を味方にするいちばんの近道です。

日程を先に決めると、夫は「連れていかれる側」になる

「来週の日曜、お母さんがみんなでおいでって」と、決まったことだけを伝えられると、夫は自分の休みを勝手に使われたように感じます。帰省の予定は、親に返事をする前に、まず夫と相談しましょう。

気まずくならない頼み方

夫の負担を少しでも軽くできれば、「それなら行ってもいいか」と思ってもらいやすくなります。夫の本音に合わせて、頼み方を工夫してみましょう。

会う前に準備する
帰省の前に、滞在の時間や過ごし方を二人で決めておきましょう

滞在時間を、先に決めて伝える

「お昼ごはんを食べたら帰ろう」「泊まりは一晩だけにしよう」と、帰る時間を先に決めておきましょう。終わりがわかっているだけで、夫の気持ちはずいぶん楽になります。

夫に、実家での役割を作る

買い出しや運転、子どもを近くの公園に連れていく係など、実家での夫の役割を決めておくと、手持ちぶさたな時間が減ります。親の家の電球の交換や、スマホの設定のような頼まれごとがあれば、夫に任せるのもよい方法です。

あなたが夫と親の間をつなぐ

実家では、夫が会話に入れるよう、あなたが話題をつないであげましょう。「この人、最近釣りを始めたんだよ」と夫の話題をふる、親の遠慮のない言葉をやわらかく受け流すなど、間に立つのはあなたの役目です。

傷ついた言葉は、あなたから親に伝える

親の言葉に夫が傷ついているなら、あなたから親に、それとなく伝えておきましょう。「仕事のことは、あまり聞かないであげてね」のように、娘の立場からなら角を立てずにお願いしやすいものです。

夫から聞いたことをそのまま伝えると、親が気まずくなり、かえって夫への態度がぎこちなくなることもあります。誰から聞いたかは伏せて、あなた自身のお願いとして伝えるのがコツです。

両家に行く回数を、夫婦で決めておく

妻の実家と夫の実家、それぞれにどのくらい顔を出すかを、夫婦で話し合って決めておきましょう。回数をそろえる必要はありませんが、夫が納得していることが大切です。

夫の本音ごとに、合いそうな帰省の形を表にまとめました。

夫の本音合いそうな帰省の形
気をつかって疲れる日帰りや、短い滞在にする
身の置きどころがない役割や外出の予定を入れる
言葉に傷ついたしばらく妻と子どもだけで
休みがつぶれる回数を減らし、時期をずらす
回数の差が気になる両家の回数を夫婦で決める
帰省を相談するときの例
あなた

連休のことなんだけど、うちの実家、日帰りで顔を出せたらと思ってて

あなた

お昼を食べたら帰るつもり。子どもを公園に連れていってくれたら助かるな

相手

日帰りならいいよ。公園は任せて

あなた

ありがとう。あなたの実家にいつ行くかも、一緒に決めようね

帰り道は、親の話より夫をねぎらう

帰りの車の中で、「お母さんがこう言ってたよ」と実家の話を続けるより、「長い時間ありがとう、疲れたでしょう」と夫をねぎらいましょう。

実家で夫が気をつかって過ごしていたことに、あなたが気づいて言葉にする。それだけで、夫の中の「妻の実家は疲れるだけの場所」という印象は、少しずつやわらいでいきます。

シンパンくんからあなたへ

実家では、夫のそばにいてあげるだけでも違うんだ。あなたが会話をつないでくれると、夫は「ここにいていいんだ」って安心できるよ。

別々に帰省するという選択

工夫をしても夫の負担が大きいとき、無理に一緒に行く必要はありません。別々に帰省するのも、夫婦が気持ちよく過ごすための一つの形です。

自分の境界線を大切にする
誰も無理をしない形を、選んでいいのです

別々に帰省するのは、悪いことではない

夫が無理をして実家に来て、不機嫌な顔で過ごすより、あなたと子どもだけで帰ってのびのび過ごすほうが、親にとってもうれしいことがあります。夫はその間、家でゆっくり休めます。

夫婦そろって行くことよりも、誰も無理をしない形を選ぶことのほうが大切です。

親には、夫を悪者にしない形で伝える

親にうそをつく必要はありませんが、夫を悪者にしない伝え方を心がけましょう。「今回は、家でゆっくり休んでもらうことにしたよ」と、責める響きのない言い方で伝えると、親も受け止めやすくなります。

出かける前に、夫に「お父さんたちに、何か伝えておくことある?」と聞いておくと、ひと言でも夫の言葉を持っていけます。

子どもと帰るときは、夫ともつながっておく

あなたと子どもだけで帰省するときは、夫だけが家族から離れたように感じないよう、気を配ってあげましょう。子どもが祖父母と遊んでいる写真を送る、夜に短い電話をするなど、ちょっとしたやり取りで十分です。

子どもに「パパは来たくないんだって」と伝えるのは避けましょう。「パパは今回、おうちでゆっくりしているよ」と、子どもが夫を悪く思わない言い方を選ぶことも大切です。

顔を合わせる機会は、小さく残しておく

まったく会わない状態が長く続くと、夫と親の距離はますます開いてしまいます。お正月のあいさつだけ、外で食事を一緒にするだけなど、夫の負担が小さい形で、顔を合わせる機会を残しておけると安心です。

夫の実家への帰省も、同じように考える

あなた自身が夫の実家に行くのを負担に感じているなら、その気持ちも話してかまいません。お互いの実家について「無理をしない形」を一緒に考えると、夫も自分ばかり責められているとは感じにくくなります。

夫の母親(あなたにとっての義母)との付き合い方に悩んでいるなら、義母の本音がわからないも参考にしてください。

それでも気持ちがすれ違うときは

実家のことは、夫婦それぞれの家族が関わるだけに、話し合うほど気持ちがすれ違ってしまうことがあります。親と夫の間で板ばさみになり、どちらの気持ちもわかるからこそ苦しい、という人もいるでしょう。

身内ではない人に話を聞いてもらうと、板ばさみの苦しさを少し手放せることがあります。自分が本当はどうしたいのかも、見えてきやすくなります。

よくある質問

夫は自分の実家にはよく帰るのに、私の実家には来ません。

自分の実家は気をつかわずに過ごせる場所なので、つい足が向きやすいのかもしれません。不公平に感じる気持ちは、責める形ではなく「私の家族とも、もう少し会ってほしいな」と伝えてみましょう。両家に行く回数を夫婦で決めておくと、不満がたまりにくくなります。

夫が、自分の実家では義母の味方ばかりします。

生まれ育った家に帰ると、夫は息子の顔に戻り、母親に逆らいにくくなることがあります。実家のことで夫との間に溝を感じているなら、義母の味方をする夫の本音で、夫を味方にする話し方を紹介しています。

私の親が、夫の悪口を言ってきます。

親の言葉は、思っている以上に夫に伝わっていることがあります。「私が選んだ人だから、悪く言わないでほしい」と、親にははっきり伝えましょう。あなたが夫の側に立っているとわかると、夫も実家に行きやすくなります。

実家で、夫がずっとスマホを見ていて、親に失礼な気がします。

夫にとっては、手持ちぶさたな時間をやり過ごす方法なのかもしれません。注意するより、子どもと外遊びをする、買い出しに行くなど、夫の役割を作ってみましょう。することがあると、夫もスマホから自然と顔を上げやすくなります。

実家だけでなく、家族で出かけること自体を嫌がります。

実家に限らず外出そのものが負担になっているなら、疲れや人混みなど、別の理由があるのかもしれません。一緒に出かけたがらない夫の本音で、出かけたがらない理由と誘い方を紹介しています。

まとめ

妻の実家に行きたがらない夫の本音と、気まずくならない頼み方をまとめます。

  • 行きたがらない理由は、気づかれ・居場所がない・妻の両親の言葉に傷ついた・休みがつぶれる・回数の差・お酒や食事の決まった過ごし方、など
  • ある時期から急に来なくなった、理由を話したがらないなら、傷ついた出来事がないか責めずに確かめる
  • 「来て当たり前」と義務にする、「悪気はない」で片づける、日程を先に決めるのは逆効果
  • 滞在時間を先に決め、夫の役割を作り、実家ではあなたが会話をつなぐ
  • 傷ついた言葉は、あなたから親に伝える
  • 別々に帰省するのも一つの形。親には、夫を悪者にしない伝え方を

あなたにとって大切な家族だからこそ、夫にも心地よく過ごしてほしいですよね。夫と親、どちらにも無理をさせない形を、夫婦で一緒に探していきましょう。

シンパンくんからあなたへ

実家と夫のあいだで、ずっと気をもんできたんだね。どちらかを選ぶんじゃなくて、みんなが少しずつ楽になれる形を、ゆっくり見つけていこう。