
こんな悔しさを、抱えていませんか?
- 義母の言葉に傷ついて、思い切って夫に打ち明けた
- 返ってきたのは「母さんも悪気はないんだから、気にするなよ」
- いちばんわかってほしい人に、わかってもらえない
- 夫がなぜか、義母の側に立っているように見える
夫が義母の味方をするたびに、悔しさが積み重なっていくのはつらいものです。でも、夫の本音を知ると、夫をあなたの味方にするための話し方が見えてきます。
結論
義母の味方をする夫が、妻より母親が大切だと思っているとは限りません。母と妻のあいだで板挟みになり、どう動けばいいのかわからずにいることもあります。
ほかにも、親を悪く言われたくない気持ちや、母親の言葉の何が問題なのか気づいていないことが、夫を母親の側に立たせています。夫を責めるほど、夫はかえって母親をかばう側に回りがちです。
この記事でわかること
- 夫が義母の味方をしてしまう6つの本音
- 「気にしすぎ」「悪気はない」…夫の言葉の裏にある気持ち
- 夫が味方になってくれる見込みを確かめるサイン
- 事実と気持ちを分けて伝える話し方と例文
- 夫婦で決めておきたい、義実家との付き合い方のルール
この記事の目次閉じる開く
夫が義母の味方をしてしまう6つの本音
義母とのことで夫がかばってくれないと、「私より母親が大事なんだ」と思ってしまいますよね。でも、夫の頭の中は、もう少し複雑なことが多いものです。

1. 板挟みがつらくて、その場を早く収めたい
母親と妻の両方から言い分を聞かされるのは、夫にとってもつらいものです。どちらの話も聞きたくない、早く終わらせたい、という気持ちが先に立ってしまいます。
そんなとき夫は、母親に言い返すより、妻に「まあまあ」と我慢してもらうほうが早く収まると考えがちです。争いごとが苦手な夫ほど、この「その場しのぎ」を選びやすくなります。
2. 親を悪く言われると、自分が責められた気がする
妻が義母への不満を口にすると、夫は自分の育った家や、自分自身まで否定されたように感じることがあります。頭では妻の言い分もわかるのに、反射的に母親をかばってしまうのです。
これは、夫が妻の話を聞いていないというより、親を守りたい気持ちが先に動いてしまう状態です。不満の切り出し方を少し変えるだけで、夫が身構えずに耳を傾けてくれることもあります。
3. 母親の言葉の何が問題なのか、気づいていない
「いつになったら孫の顔が見られるのかしら」「この子は昔から、手作りのものしか食べないのよ」。あなたには刺さる言葉でも、夫にはふつうの会話に聞こえていることがあります。
子どものころから聞き慣れた言い方なので、嫌みや押しつけとして受け取れないのです。夫に悪気がなく、本当に「気にしすぎ」だと思っている場合も少なくありません。
孫の話題は、子どもについて夫婦の考えがまだそろっていないと、いっそう胸に刺さるものです。子どもを持つかどうかで夫と意見が分かれて悩んでいるなら、「子どもはいらない」と言う夫の本音もあわせて読んでみてください。
4. 母親に逆らうことに、罪悪感がある
子どものころから母親の言うことを聞いて育った人は、大人になっても、母親の期待にこたえたい気持ちが強く残っていることがあります。母親の機嫌をそこねることに、強い罪悪感を覚えてしまうのです。
「母さんが悲しむから」が口ぐせの夫は、このタイプかもしれません。妻を軽んじているのではなく、母親への気づかいから抜け出せずにいることが多いのです。
5. 「妻ならわかってくれる」と甘えている
母親は今さら変わらないけれど、妻なら話が通じる。そう思っているからこそ、夫はつい妻にばかり我慢をお願いしてしまいます。
ある意味では妻への信頼の表れですが、我慢を引き受けるあなたにとっては、たまったものではありません。「わかってくれるだろう」に甘えさせ続けないことも大切です。
6. どちらにもつかない「中立」のつもりでいる
夫自身は、母親の味方をしているつもりはなく、公平にふるまっているつもりのことがあります。「どっちの言い分もわかるから」と、どちらにもつかずにいるのです。
でも、義母の言葉に傷ついている妻からすれば、かばってくれないことは、義母の側に立っているのと同じに見えます。夫の思う「中立」と、あなたが感じている「味方をしてくれない」には、大きなずれがあるのです。
義母がどんな気持ちであなたに接しているのか知りたいときは、義母の本音がわからないときの考え方も参考にしてください。

シンパンくんから
いちばん近くにいる夫がかばってくれないのは、本当に心細いよね。でも、夫もどうしたらいいのかわからずに、固まっていることもあるんだ。
「気にしすぎ」「悪気はない」…夫の言葉の裏にある気持ち
義母のことを相談したとき、夫が返してくる言葉には、いくつかのお決まりがあります。その言葉の裏にある気持ちと、返し方のヒントを表にまとめました。
| 夫の言葉 | 裏にある気持ち | 返し方のヒント |
|---|---|---|
| 「気にしすぎだよ」 | 何が問題か見えていない | 言われた言葉をそのまま伝える |
| 「悪気はないんだよ」 | 母を悪者にしたくない | 悪気の有無は問題にしない |
| 「俺に言われても」 | どう動けばいいかわからない | してほしいことを一つ頼む |
| 「適当に合わせといて」 | 早く収めたい | 一人で抱えるのはつらいと伝える |
| 「母さんも年だから」 | 親をかばいたい | 責めたいのではないと伝える |
どの言葉も冷たく聞こえますが、裏にあるのは、あなたを傷つけたい気持ちではないことが多いものです。夫の言葉を「拒否」ではなく「困っているサイン」として受け取ると、次の一言が選びやすくなります。
「悪気はない」には、悪気の有無で争わない
「悪気はないんだよ」と言われたとき、「悪気があるに決まってる」と返すと、話は義母を悪者にするかどうかの言い合いになってしまいます。
悪気があってもなくても、あなたが傷ついたことは変わりません。「悪気がないのはわかってる。でも、私は悲しかったの」と、気持ちのほうに話を戻すのがコツです。
夫はあなたの味方になれる?見ておきたいサイン
義母の前ではかばってくれなくても、二人きりのときの態度を見ると、夫の本当の気持ちが見えることがあります。

味方になってくれる見込みが高いサイン
- 二人きりになると「さっきはごめんな」と言う
- あなたの話を、途中でさえぎらずに聞こうとする
- 実家へ行く回数や時間を、あなたに合わせてくれる
- 母親からの頼みごとを、あなたに相談してから決める
- あなたのいないところで、あなたを悪く言わない
いくつか当てはまるなら、夫はあなたのことを大切に思っていて、母親の前でどうふるまえばいいかわからないだけかもしれません。伝え方しだいで、頼もしい味方になってくれる見込みは十分にあります。
母親とのこと以外でも夫の考えが読めないと感じるなら、夫の本音がわからないときの聞き出し方を読んでみてください。夫の今の気持ちは、次の診断でも整理できます。
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義母や夫から人格を否定するような言葉を何度も浴びせられる、生活費を渡してもらえないといった状態が続いているなら、夫婦の話し方だけで解決しようとしなくてかまいません。ひとりで我慢を重ねず、市区町村の相談窓口やDV相談ナビ(#8008)に早めに話してみてください。
夫に言ってはいけない、逆効果の言葉
義母のことで傷ついていると、夫にもきつい言葉をぶつけたくなるものです。でも、次のような言い方は、夫をますます母親の側に追いやってしまいます。
逆効果になりやすい言葉と行動
- 「あなたのお母さんって、本当に意地悪だよね」と義母の人柄を責める
- 「私とお母さん、どっちが大事なの?」と選ばせる
- 「マザコンなんじゃないの」と夫をばかにする
- 義実家の家族をまとめて否定する
- 義母に直接、夫への不満を話す
- 子どもに、義母の悪口を聞かせる
「どっちが大事なの?」は、夫を追い詰める
母親と妻のどちらかを選べと言われても、夫には選べません。どちらを選んでも、もう一方を裏切ることになるからです。
追い詰められた夫は、話し合いそのものから逃げ出すか、より強く母親をかばうようになりがちです。選ばせるのではなく、「一緒に考えてほしい」と頼むほうが、夫は動きやすくなります。
義母への不満と、夫への不満を混ぜない
「お義母さんもひどいけど、何も言わないあなたもひどい」と一度にぶつけると、夫は全部を否定されたように感じてしまいます。
義母の言葉に傷ついたことと、夫にかばってほしかったことは、分けて話しましょう。順番は、まず義母の言葉で傷ついた気持ち、次に夫にしてほしいこと、がおすすめです。
夫を責めずに味方になってもらう話し方|例文つき
夫に味方になってもらうには、何を、どんなふうに伝えるかが大切です。ここでは、すぐに使える話し方のコツを紹介します。

事実と気持ちを分けて伝える
いちばんのコツは、「起きたこと」と「あなたの気持ち」を分けて話すことです。義母への評価や決めつけを入れずに、言われた言葉と、そのときの気持ちだけを伝えます。
- 責める伝え方:「お義母さんって、いつも嫌みばかり言うよね」
- 分けた伝え方:「この前『まだ働いてるの?』と言われて、子どものことを責められた気がして悲しかった」
事実と気持ちだけなら、夫は母親をかばう必要がありません。あなたの気持ちに、まっすぐ耳を傾けやすくなります。
夫の板挟みのつらさも、言葉にして認める
あなたがつらいのと同じように、夫も間に立って、しんどい思いをしていることがあります。「あなたも板挟みで大変だよね」と一言添えるだけで、夫は責められている感じが薄れ、話を聞く姿勢になりやすくなります。
してほしいことを、具体的に一つだけ頼む
「もっとかばってよ」では、夫は何をすればいいのかわかりません。次のように、夫にできる具体的な行動を、一つにしぼってお願いしましょう。
- 「次に同じことを言われたら、『それは二人で決めるから』と言ってくれると心強いな」
- 「お義母さんからの頼みごとは、まずあなたが聞いて、私に相談してくれる?」
- 「実家に行くときは、私が一人にならないように、そばにいてほしい」
話すのは、落ち着いた時間に
義実家から帰ってすぐの車の中は、お互いに疲れていて、言い合いになりやすい時間です。一晩おいて、気持ちが落ち着いてから話すようにしましょう。
この前のお正月のことで、少し話してもいい?
うん、どうした?
お義母さんに「まだ働いてるの?」って言われたとき、責められてる気がして悲しかったんだ
母さんも悪気はないと思うけどな
うん、それはわかってる。ただ、あのときあなたが何も言わなかったのが、ちょっとさみしかったの
そうか…。どうしてほしかった?
夫が「どうしてほしかった?」と聞いてくれたら、してほしいことを一つだけ伝えましょう。夫がいつも話を聞いてくれないと感じているなら、話を聞かない夫の本音と、聞いてもらえる話し方も参考になります。

シンパンくんから
「お義母さんがひどい」より、「私は悲しかった」のほうが、夫の心にはずっと届きやすいんだ。気持ちを主語にして話してみてね。
夫婦で決めておきたい、義実家との付き合い方のルール
その場その場で夫に頼むより、夫婦で先にルールを決めておくと、あなたが一人で我慢する場面を減らせます。義実家とのことは「夫婦二人の問題」として、夫に窓口になってもらうのが基本です。
- 義母からの頼みごとや連絡は、夫が受けて、夫が返事をする
- 帰省の回数や泊まるかどうかは、夫婦で先に決めておく
- 子育てや家のことは、夫婦で決めたことを、夫の口から「二人の考え」として伝えてもらう
- 義実家でつらくなったときの合図を決めておく
- 帰り道には、お互いに「おつかれさま」とねぎらい合う
ルールがあると、夫にとっても、母親とのあいだで迷わずにすむ助けになります。LINEで相談するなら、次のように具体的に聞いてみましょう。
来月のお義母さんのところ、今回は日帰りにしない?
母さん、泊まっていけって言うと思うけど
そのときは、あなたから「次の日予定があるから」って伝えてもらえる?
わかった、俺から言っとく
義姉や義妹も義母と一緒になってあなたに冷たい場合は、義姉・義妹の本音で、ほどよい距離の取り方を紹介しています。
それでも夫が変わらないときは
長年の親子の関係は、一度の話し合いで変わるものではありません。夫の動きが鈍いあいだは、あなたの心を守ることを優先しましょう。

自分を守るための距離を取る
義実家に行く回数を減らす、夫と子どもだけで帰省してもらう、義母からの電話は夫に出てもらう。あなたが無理をしすぎない形を、夫と相談して選んでかまいません。
距離を取ることは、義母を拒むことではありません。あなたが穏やかでいられる距離を保つことが、長い目で見れば、家族みんなのためにもなります。
言われたその場は、角を立てずに受け流す
義母の言葉にその場で言い返すと、夫は二人のあいだで固まってしまいます。かといって、黙って笑顔で聞き続けるのもつらいものです。
そんなときは、「そうなんですね」「参考にしますね」と短く受けて、深く答えないのも一つの方法です。決めごとに口を出されたら、「〇〇さんと相談してから決めますね」と、夫婦の話に戻しましょう。夫とのルールがあれば、この一言も言いやすくなります。
ひとりで抱え込まず、気持ちを話す
義母と夫の両方のことで悩んでいると、誰に話せばいいのかわからなくなりがちです。友人や自分の家族にも話しにくいときは、夫婦の悩みを聞いてくれる第三者に話してみるのも一つの方法です。
よくある質問
義母の味方ばかりする夫は、マザコンなのでしょうか?
そう決めつけるのはおすすめしません。板挟みから逃げたい、親を悪く言われたくないといった、ごく自然な気持ちから母親をかばっていることも多いものです。夫を責める言葉より、してほしいことを具体的に伝えるほうが、関係は変わりやすくなります。
夫が義母に言い返してくれません。私が直接言ってもいいですか?
あなたが直接言うと、義母との関係がこじれやすくなります。義実家とのことは、できるだけ夫から伝えてもらうのがおすすめです。夫に「こう言ってほしい」と具体的な言葉を頼むと、動いてもらいやすくなります。
夫に「母さんに謝ってくれ」と言われました。
納得できないまま謝ると、あなたの中に不満が残ります。まずは夫に、何があってどう感じたのかを、事実と気持ちに分けて話してみましょう。そのうえで、謝るかどうか、どう伝えるかを夫婦で決めるのがおすすめです。
夫が義母の味方ばかりで、この先が不安です。
一人で結論を出す前に、まずは夫に「二人で一緒に考えてほしい」と伝えてみましょう。話し合ってもまったく変わらず、つらさが続く場合は、夫婦の悩みにくわしい専門家に相談することも考えてみてください。
まとめ
義母の味方をする夫の本音と、夫を味方にする話し方をまとめます。
- 夫が義母の味方をするのは、板挟みがつらい・親を悪く言われたくない・問題に気づいていない・母親に逆らえない・妻に甘えている・中立のつもり、などの理由から
- 「気にしすぎ」「悪気はない」は、拒否とは限らない。困っているサインのこともある
- 義母の悪口や、「どっちが大事なの?」と選ばせる言葉は逆効果
- 事実と気持ちを分けて話し、してほしいことを具体的に一つだけ頼む
- 義実家とのことは夫婦二人の問題として、夫に窓口になってもらう
夫を敵にするのではなく、夫と同じ側に立って、義実家との付き合い方を一緒に考える。「夫婦はチーム」という形を作れれば、義母との悩みも二人で受け止められるようになります。

シンパンくんから
義母とのことで悩むのは、家族を大切にしたいからこそだよね。あなたと夫が同じ側に立てるように、少しずつ話していこう。




