こんなことで、不安になっていませんか?

  • 何日もスマホを気にしているのに、息子からの連絡がない
  • こちらから送ったLINEには、「了解」と一言だけ返ってくる
  • 元気にしているのだろうかと、つい心配になる
  • 何か気にさわることを言ってしまったのかと考えてしまう

息子さんが連絡をくれないと、そんなふうに、ひとりで気をもんでしまう親御さんも多いのではないでしょうか。

結論

大人の息子さんが連絡をくれないのは、親を大切に思っていないからとは限りません。「元気だから、特に伝えることがない」という場合もあるものです。

連絡の回数で気持ちをはかるより、返事のいらない短い便りを、親のほうから気長に送り続けること。それが、つながりを保ついちばんの近道です。

この記事でわかること

  • 大人の息子が親に連絡をくれない、よくある6つの本音
  • 見守っていい場合と、少し気にかけたい場合の見分け方
  • 結婚した息子と、お嫁さんへの気づかい
  • 連絡するときに、やめておきたいこと
  • 息子の負担にならない連絡のしかたと例文
  • 寂しさとの、上手な付き合い方
この記事の目次閉じる開く
  1. 息子が連絡をくれない本音|よくある6つの理由
    1. 1. 「便りがないのは元気な証拠」と思っている
    2. 2. 仕事や子育てで、毎日に余裕がない
    3. 3. 心配をかけたくない、口を出されたくない
    4. 4. 何を話せばいいのか、わからない
    5. 5. 連絡は、妻やきょうだいにまかせている
    6. 6. 前の電話で、少し気まずくなった
  2. 見守っていい場合と、少し気にかけたい場合の見分け方
  3. 結婚した息子と、お嫁さんへの気づかい
    1. 結婚後に連絡が減るのは、自然なこと
    2. お嫁さんに、連絡の窓口を頼りすぎない
    3. 帰省や行事は、夫婦の都合を優先してもらう
  4. 息子に連絡するとき、やめておきたいこと
  5. 息子の負担にならない連絡のしかた(例文つき)
    1. 返事がいらないことを、先に伝える
    2. 写真や季節の便りを、添える
    3. 用件があるときは、日にちに余裕をもって
    4. 電話は、かける前にひと声かける
    5. 誕生日や記念日は、「おめでとう」だけを伝える
    6. 会いたいときは、断りやすい形で誘う
  6. 寂しさとの付き合い方
    1. 寂しいと感じるのは、自然なこと
    2. 自分の毎日に、楽しみを増やす
    3. 夫婦や友人と、気持ちを分け合う
    4. 気分の落ち込みが続くときは
  7. それでも息子の気持ちがわからないときは
  8. よくある質問
  9. まとめ

息子が連絡をくれない本音|よくある6つの理由

連絡が来ないと、つい悪いほうに考えてしまいがちです。けれど息子さんの側には、親が思っているよりずっと単純な理由があることも少なくありません。

一言だけの返信
一言だけの返事にも、単純な理由があることが多いものです

1. 「便りがないのは元気な証拠」と思っている

「どうして連絡くれないの?」と聞いてみたら、「別に何もないから」と返された。そんなことはありませんか。

息子さんにとって、連絡は「何かあったときにするもの」なのかもしれません。変わりなく元気に過ごしているからこそ、わざわざ伝えることが思いつかないのです。

親にとっては「元気だよ」の一言がうれしいものですが、そのうれしさに、息子さん自身はなかなか気づきにくいものです。

2. 仕事や子育てで、毎日に余裕がない

30代や40代は、仕事で責任のある立場をまかされたり、子育てに追われたりと、とくに忙しい時期です。親に連絡したい気持ちはあっても、つい後回しになってしまいます。

たとえば、通勤の電車で親からのLINEを読み、「家に帰ったら返そう」と思ったまま、その日が終わってしまう。悪気はなく、そんな毎日がくり返されているだけのこともあります。

3. 心配をかけたくない、口を出されたくない

仕事がうまくいっていない、体調がすぐれない、夫婦で話し合っていることがある。そんなときほど、親には連絡しづらくなるものです。心配をかけたくないという思いやりから、黙っている場合もあります。

また、大人として自分で決めたいことに、意見を言われたくない気持ちもあります。以前、転職や家を買う話をしたときに反対されたことがあると、「決まってから報告しよう」と考えるようになります。

4. 何を話せばいいのか、わからない

電話をかけるとなると、「何か話題がないと」と身構えてしまう息子さんもいます。とくに父親とは、照れくさくて何を話せばいいかわからない、という人も少なくありません。

長電話になるのが負担で、かけるのをためらっている場合もあります。「短い電話でいい」とわかれば、気軽に連絡しやすくなるものです。

5. 連絡は、妻やきょうだいにまかせている

結婚した息子さんの中には、家族の連絡ごとを妻にまかせている人もいます。お嫁さんが孫の写真を送ってくれるから、自分からは連絡しなくてもいいと思っているのです。

姉や妹がいる場合も、「母さんとは姉が話しているだろう」と、自分の役目ではないと考えていることがあります。

6. 前の電話で、少し気まずくなった

「結婚はまだなの?」「孫の顔はいつ見られるの?」「その仕事で大丈夫なの?」。親としては心配から出た言葉でも、息子さんにとっては耳の痛い話だったのかもしれません。

会うたびに同じことを聞かれると、連絡するのが少しおっくうになります。思い当たることがあれば、次の連絡では、その話題にふれずにいてみてください。

シンパンくんからあなたへ

連絡がないと、寂しいし心配になるよね。でも、連絡がないからといって、親のことを忘れているとは限らないんだ。伝えることが思いつかないだけ、ということも多いんだよ。

見守っていい場合と、少し気にかけたい場合の見分け方

心配いらないことも多いのですが、息子さんが困りごとを抱えていることもあります。次の表で、今の様子を確かめてみましょう。

見るところ見守っていい少し気にかけたい
こちらからの連絡遅くても返事はある何週間も読んだ様子がない
お正月やお盆顔を見せる、電話がある理由を言わずに何年も帰らない
声や話しぶりいつも通り元気がない、疲れきっている
話の中身短くてもふつう仕事や体のことをはぐらかす

左の列に当てはまるなら、息子さんは元気に暮らしている可能性が高いでしょう。連絡の少なさは、愛情の少なさではありません。

右の列が気になるときも、問い詰めるのは逆効果です。「体だけは大事にしてね」「何かあったら、いつでも話してね」と、責めずに気づかう言葉を送ってみましょう。

急に連絡がまったく取れなくなり、事故や病気が心配なときは、遠慮せずに電話をかけてかまいません。ふだん連絡を控えめにしているからこそ、いざというときの電話で、親がどれほど心配しているかが息子さんにも伝わります。

結婚した息子と、お嫁さんへの気づかい

息子さんが結婚すると、連絡はさらに減りやすくなります。けれどそれは、親を軽く見ているからではなく、新しい家族を大切にしようとしているからであることが多いものです。

家族
新しい家族を大切にしているのは、育ててきたしるしでもあります

結婚後に連絡が減るのは、自然なこと

結婚した息子さんがまず向き合うのは、妻や子どもとの毎日です。週末は家族の予定でいっぱいになり、実家への連絡が後回しになるのは、自然な流れといえます。

息子さんが自分の家庭を大切にしているのは、親として育ててきたことが実を結んだしるしでもあります。そう考えると、寂しさの中にも、少し誇らしい気持ちが生まれてくるかもしれません。

お嫁さんに、連絡の窓口を頼りすぎない

息子さんから返事がないからといって、お嫁さんにばかり連絡するのは控えましょう。お嫁さんにとって、夫の親とのやり取りは、思った以上に気をつかうものです。

用件は息子さんあてに送るのが基本です。お嫁さんから連絡をもらったときは、「いつもありがとうね」と短くお礼を伝え、返事を急がせないようにしましょう。お嫁さんの気持ちがつかめずにいるなら、息子の嫁の本音がわからないでくわしく紹介しています。

帰省や行事は、夫婦の都合を優先してもらう

お正月やお盆の帰省は、お嫁さんの実家との兼ね合いもあります。「今年はこっちに来るの?」とせかすより、「そちらの都合を優先してね」と伝えておくほうが、息子夫婦も気持ちが楽になります。

「来られるときは、いつでも歓迎だよ」と添えておけば、来てほしい気持ちも、押しつけにならずに伝わります。孫に会う機会が減って寂しいときは、孫に会わせてもらえない本音で、息子夫婦の事情と関係を戻す第一歩をまとめています。

息子に連絡するとき、やめておきたいこと

寂しさや心配が大きいと、つい次のような連絡のしかたをしてしまうことがあります。どれも、息子さんの足を実家から遠ざけてしまいやすいものです。

やめておきたいこと

  • 「どうして連絡をくれないの」と責める
  • 返事が来るまで、何度もLINEや電話をする
  • お嫁さんや息子の友人に、様子を探る
  • SNSの投稿を毎日のぞき、その内容で問いただす
  • 長い文章で、心配ごとや近所の話を一度に送る
  • 急ぎでもないのに、職場に電話をかける
  • 連絡なしに、息子の家を訪ねる

「どうして連絡をくれないの」と言われると、息子さんの心には、申し訳なさよりも責められた気持ちのほうが強く残ってしまいます。次からの連絡が、ますます気の重いものになってしまうのです。

お嫁さんや友人から様子を聞き出したり、SNSをこまめにのぞいたりするのも控えましょう。見張られていると感じると、息子さんは親とのあいだに、いっそう壁をつくってしまいます。

長い文章は、読むのに時間がかかるため、「あとでちゃんと返そう」と後回しにされがちです。伝えたいことは一つにしぼり、短く送るほうが、返事は来やすくなります。

心配が大きくなるほど、連絡の回数も増えがちです。子どもの側がどう感じているのかは、親が過干渉になる心理で、口出しが多い親に悩む人の立場から書いています。

息子の負担にならない連絡のしかた(例文つき)

息子さんとのつながりを保つコツは、「返事をしなくても大丈夫な連絡」を、ときどき送ることです。具体的な送り方を見ていきましょう。

返事がいらないことを、先に伝える

「返事は気にしなくていいからね」と一言添えるだけで、息子さんの気持ちはぐっと軽くなります。返さなければ、という気の重さがなくなるからです。

返事がいらないLINE
あなた

元気にしてる?こっちはお父さんもわたしも、変わりなく過ごしています

あなた

忙しいだろうから、返事は気にしなくていいからね

写真や季節の便りを、添える

庭の花が咲いた、近所でお祭りがあった、実家の犬が元気にしている。そんな写真を一枚送るのもおすすめです。言葉が少なくても、ふるさとの様子が伝わります。

写真を添えた便り
あなた

今年も庭の柿がたくさんなりました

あなた

少し送るから、みんなで食べてね

用件があるときは、日にちに余裕をもって

法事や親戚の集まりなど、来てほしい用事があるときは、早めに知らせましょう。そのうえで断りやすい言い方にしておくと、息子さんも返事がしやすくなります。

用件を伝えるとき
あなた

おじいちゃんの法事、都合がつけば顔を出してくれるとうれしいです

あなた

仕事で難しければ、無理しなくて大丈夫だからね

文章を書いては消す
送る前に一度読み返して、短くまとめてみましょう

電話は、かける前にひと声かける

電話は、相手の時間をその場で使ってもらうものです。いきなりかけるより、「今度の日曜、少し電話してもいい?」とLINEで聞いておくと、息子さんも落ち着いて話せます。

話すときは、近況を根ほり葉ほり聞かず、こちらの元気な様子を伝えるくらいがちょうどいいでしょう。「声が聞けてうれしかった。またね」と、短めに切り上げるのがコツです。

誕生日や記念日は、「おめでとう」だけを伝える

息子さんやお嫁さん、孫の誕生日は、自然に連絡できるよい機会です。ただ、お祝いのついでに「たまには顔を見せてね」と頼みごとを添えると、せっかくの気持ちが重く伝わってしまいます。

誕生日に送るなら
あなた

お誕生日おめでとう。体に気をつけて、すてきな一年にしてね

あなた

お嫁さんにも、よろしく伝えてね

会いたいときは、断りやすい形で誘う

顔を見たくなったら、こちらから出向く提案をするのも一つの方法です。「近くに用事があるから、駅前でお茶でもどう?」と、短い時間で、断りやすい形にして誘ってみましょう。

連絡なしに息子さんの家を訪ねるのは、たとえ近くまで来たついででも控えたほうが安心です。息子さんの家族にも予定があり、急な来客にあわてさせてしまうからです。

寂しさとの付き合い方

息子さんとの連絡のしかたを変えても、寂しさがすぐに消えるわけではありません。ここでは、その寂しさとの付き合い方を考えてみましょう。

寂しいと感じるのは、自然なこと

子どもが巣立ったあとの寂しさは、それだけ一生懸命に子育てをしてきたしるしです。寂しいと感じる自分を、責める必要はありません。

ただ、その寂しさを息子さんだけに埋めてもらおうとすると、どうしても連絡を求める気持ちが強くなってしまいます。寂しさの行き先を、ほかにも少しずつ増やしていきましょう。

自分の毎日に、楽しみを増やす

趣味の教室、地域の集まり、昔の友人との食事、散歩や庭仕事。自分の毎日が充実してくると、息子さんからの連絡を待つ時間が、自然と減っていきます。

楽しそうに過ごしている親の姿は、息子さんにとって何よりの安心です。「最近、こんなことを始めたよ」という話は、連絡のきっかけにもなります。

自分の時間を楽しむ
自分の時間を楽しむことが、親子の安心にもつながります

夫婦や友人と、気持ちを分け合う

寂しさは、口に出すと少し軽くなるものです。配偶者や、同じように子どもが巣立った友人と、気持ちを話してみましょう。「うちもそうよ」と笑い合えるだけで、心がほぐれることもあります。

気分の落ち込みが続くときは

寂しさが強く、眠れない、食欲がない、何をしても楽しくないという日が続くときは、ひとりで抱え込まないでください。かかりつけ医や、お住まいの市区町村の相談窓口に相談してみましょう。高齢の方の暮らしの相談を受け付けている、地域包括支援センターも身近な窓口です。

シンパンくんからあなたへ

寂しい気持ちは、それだけ息子さんを大切に育ててきた証拠だよ。自分の毎日も大事にしながら、ゆったり見守っていこうね。

それでも息子の気持ちがわからないときは

短い便りを送り続けても返事がない、息子さんとのあいだに何があったのか見当もつかない。そんなときは、心配と寂しさで胸がいっぱいになってしまいますよね。

家族のことは、ご近所や友人にはかえって話しにくいものです。息子さんのことを知らない人に話を聞いてもらうと、自分の気持ちを落ち着いて見つめ直せることがあります。

よくある質問

どのくらいの間隔で連絡するのが、ちょうどいいですか?

ご家庭によって違いますが、返事のいらない短い連絡を、月に1〜2回くらい送るのがひとつの目安です。息子さんから返事が来やすい曜日や時間がわかってきたら、それに合わせてみましょう。

息子から連絡が来るのは、頼みごとのときだけです。

寂しく感じますよね。それでも、困ったときに頼れる相手だと思われているのは、信頼のあらわれでもあります。頼みごとに応えたときに、「たまには元気な声も聞かせてね」と一言添えてみてください。ただし、お金のことなど負担の大きい頼みまで、無理に引き受ける必要はありません。

息子に嫌われているのでしょうか?

連絡が少ないだけで、嫌われていると決めつける必要はありません。顔を合わせればふつうに話せる、困ったときには連絡が来るのなら、関係はちゃんと保たれています。思い当たることがあるなら、責めずに「この前は言いすぎたね」と伝えてみましょう。

娘とはよく話すのに、息子とは話が続きません。

家族への連絡のしかたは、人それぞれです。息子さんには、話題をこちらから用意したり、写真を送ったりして、短いやり取りを重ねるのがおすすめです。反対に娘さんの態度が冷たく感じられて悩んでいる場合は、大人になった娘が冷たい本音も読んでみてください。

LINEで文字を打つのが苦手で、うまく送れません。

長い文章を打たなくても大丈夫です。写真を一枚送る、スタンプを一つ送るだけでも、「元気でいるよ」という気持ちは伝わります。文字を打つより話すほうが楽なら、短い電話でもかまいません。

まとめ

息子さんからの連絡を待つ時間は、長く感じられるものです。最後に、この記事のポイントをおさらいしましょう。

  • 連絡が来ないのは、元気だから、忙しいから、口を出されたくないから、何を話せばいいかわからないから、ということもある
  • 返事があり、会えばふつうに話せるなら、見守っていて大丈夫
  • 結婚した息子には、お嫁さんや新しい家族への気づかいを忘れずに
  • 責める、何度も送る、まわりから様子を探る、長い文章を送るのは控える
  • 返事のいらない短い便りを、親のほうから気長に送る
  • 寂しさは自然な気持ち。自分の楽しみや話し相手を増やしていく

返事がなくても、親からの短い便りは、息子さんの心に届いていることが多いものです。あせらず、細く長くつながっていきましょう。

シンパンくんからあなたへ

息子さんとの関係は、連絡の回数だけでは決まらないよ。あなたらしい毎日を楽しみながら、気長に「元気だよ」を届けていこうね。