
休みの日の連絡に、ソワソワしていませんか?
- 日曜の夜、くつろいでいるときに上司からLINEが届く
- 「明日の会議の件だけど」の書き出しで、休みの気分が消える
- 「すぐ返さないと評価に響くかも」と焦ってしまう
- 既読にしたら、返事をするべきなのか迷う
休日や夜に上司から連絡が来ると、返すべきかどうかが気になって、なかなか気が休まりませんよね。
結論
急ぎでない時間外の連絡なら、次の勤務日の朝に返せば十分です。上司は「忘れないうちに送っておこう」くらいの気持ちで送っていて、すぐの返事までは期待していないこともあります。
ただし、トラブルの連絡など、すぐに対応したほうがいいものもあります。
この記事でわかること
- 休日や夜に連絡してくる上司の6つの本音
- すぐ返すべき連絡と、次の勤務日でいい連絡の見分け方
- 場面別の返し方と、そのまま使える例文
- 角を立てずに「時間外の連絡」の線引きを伝える方法
- 連絡が度を越しているときの相談先
この記事の目次閉じる開く
休日や夜に連絡してくる上司の本音|よくある6つの理由
時間外の連絡を受け取る側にとっては、休みを邪魔されたような気持ちになるものです。けれども、送る側の上司は、まったく違うことを考えている場合がよくあります。
1. 忘れないうちに、送っておきたい
上司は、夕食のあとやお風呂上がりに、ふと仕事のことを思い出すことがあります。「月曜には忘れているかもしれない」と思い、その場で送ってしまうのです。
この場合、上司は「読むのは次の出勤日でいい」と思って送っているのかもしれません。ただ、その気持ちを文面に書き添えていないために、受け取った側だけが焦ってしまいます。
2. 本当に急ぎで、あなたの助けが必要
お客様からの急な問い合わせ、システムのトラブル、翌朝に使う資料の場所がわからない。こうした場面では、上司も困って、あなたにしかわからないことを聞いてきます。
本当に急ぎのときは、「休みのところ申し訳ない」「至急」といった言葉が添えられていることが多いものです。こうした連絡には、できる範囲で早めに応えると、上司からの信頼にもつながります。
3. 受け取る側の負担に気づいていない
上司自身が、休日も仕事のことを考えるのが当たり前になっている場合があります。自分にとってはふつうのことなので、部下が通知のたびに気を張っていることまで、想像が及んでいないのです。
悪気がないぶん、あなたが何も言わなければ、このまま続きやすいタイプです。後半で紹介する線引きの伝え方が役に立ちます。
4. 自分の不安を、早く手放したい
仕事の心配ごとを抱えたまま週末を過ごすのは、上司にとってもつらいものです。誰かに送ってしまえば、自分の頭から一度おろせます。返事が来れば、さらに安心できます。
確認の連絡を何度も送ってくる上司は、このタイプかもしれません。細かい確認が多い上司の本音は、細かすぎる上司の本音でくわしく紹介しています。
5. 上司自身も、上から急かされている
上司のさらに上の人や、取引先から、時間外に連絡が入っていることもあります。上司はそれを、そのままあなたに回しているのです。
この場合、上司も板ばさみになっています。あなたに無理をさせたいわけではなく、「とりあえず共有しておかないと」と考えているだけのことが多いものです。
6. 仕事以外の関心が混じっている
なかには、夜の連絡に「今なにしてるの?」「今度二人で飲みに行かない?」といった、仕事と関係のない話が混ざる場合もあります。さみしさや、あなたへの個人的な好意から連絡しているのかもしれません。
仕事の話がほとんどなく、雑談や誘いばかりが続くなら、ほかの理由とは分けて考えましょう。上司から届くLINEの受け止め方は、上司からLINEが来る本音でくわしく紹介しています。食事に誘われて困っているときは、上司が食事に誘ってくる本音も参考にしてください。


シンパンくんから
休みの日の通知って、それだけでドキッとするよね。でも送った上司は、「月曜に見てくれればいいや」くらいの気持ちのことも多いんだ。
すぐ返す?次の勤務日でいい?連絡の見分け方
勤務時間外の連絡は、すべてに同じように対応する必要はありません。中身を見て、すぐ返すものと、次の勤務日でいいものを分けましょう。
| 連絡の中身 | 返す目安 | 見分けるヒント |
|---|---|---|
| トラブルやお客様の対応 | 気づいたらすぐ | 「至急」「今日中」とある |
| あなたしか知らないことの確認 | できる範囲で早めに | 質問の形で届く |
| 来週の仕事の指示や共有 | 次の勤務日の朝 | 期限が先の日付 |
| 思いついたアイデアやメモ | 次の勤務日の朝 | 「月曜でいいので」とある |
| 仕事と関係のない雑談 | 急がなくてよい | 個人的な話題や誘い |
表のうち、すぐに対応が必要なのは上の二つくらいです。それ以外は、気づいた時点で返さなくても、次の勤務日の朝に返せば十分なことが多いでしょう。
迷ったら「月曜の朝でも誰も困らないか」で考える
判断に迷ったら、「この返事が次の勤務日の朝になったら、誰かが困るだろうか」と考えてみてください。誰も困らないなら、急いで返す必要はありません。
反対に、「明日の朝の会議で使う」「お客様が返事を待っている」といった事情があるなら、短くても今のうちに返しておくと安心です。
すぐの返事を求めていないサイン
上司がすぐの返事を求めていないサイン
- 「月曜でいいので」「返信は不要です」と書いてある
- 以前、次の勤務日に返したときも、何も言われなかった
- チーム全員に、同じ内容がまとめて送られている
- 決まったことの共有や、思いついたことのメモに近い
- 頼みごとの期限が、次の勤務日より先になっている
当てはまるものがあれば、上司はあなたが休みの日に動くことまでは考えていない可能性が高いでしょう。安心して、次の勤務日に返しましょう。
職場の決まりも、一度確かめておく
会社や部署によっては、時間外の連絡や返信について、決まりを設けているところもあります。就業規則や部署の申し合わせを一度確かめておくと、自分の対応に自信が持てます。
決まりがない場合でも、チームの中で「急ぎのときは電話」「それ以外はチャット」といった暗黙の了解があることもあります。先輩や同僚に、どうしているかを聞いてみるのもよい方法です。
返事をしなかったことで、上司との関係が悪くなっていないか心配なときは、こちらの診断で確かめてみてください。ふだんの態度から、気のせいかどうかの目安がわかります。
時間外の連絡への返し方|場面別の例文
ここからは、場面ごとの返し方を、そのまま使える例文で紹介します。どの場面でも、短く、仕事の中身だけに答えるのが基本です。

すぐ対応が必要なときは、今できることだけ答える
急ぎの連絡には、今すぐできることだけに答え、それ以上の作業は次の勤務日に回すと伝えましょう。休みの日にすべてを片づけようとしなくて大丈夫です。
休みにごめん。明日の朝の打ち合わせで使う資料、どこに保存してある?
お疲れさまです。共有フォルダの「〇〇案件」の中にあります。
数字の直しが必要でしたら、明日の朝一番で対応します。
見つかった、ありがとう。助かったよ。
急ぎでないときは、次の勤務日の朝に返す
急ぎでない連絡は、次の勤務日の始業後に返して問題ありません。そのとき、「いただいた連絡は確認しています」と一言そえると、上司も安心します。
おはようございます。土曜にいただいた展示会の件、拝見しました。
本日中に案をまとめて、夕方までにお送りします。
どうしても気になる場合は、時間外のうちに「確認しました。月曜に対応します」とだけ返しておく方法もあります。ただし、毎回すぐに返していると、それが当たり前だと思われやすいので、続けすぎないようにしましょう。
雑談や私的な誘いには、仕事の話に戻して短く
仕事と関係のない連絡には、急いで返す必要はありません。返すときは、私的な話題には深入りせず、短く区切るのがコツです。
日曜なのに何してるの?ひま?
家族と出かけていて、返信が遅くなりました。
お仕事のご用件でしたら、月曜にうかがいます。
「仕事の話なら月曜に」という姿勢を、言葉で示すのがポイントです。気をつかって長いやり取りに付き合うと、「話し相手になってくれる人」だと受け取られることがあります。
休日の予定や恋人のことなど、私生活についての質問がふだんから多い上司なら、プライベートを聞いてくる上司の本音もあわせて読んでおくと安心です。答えたくないときに角を立てずにかわす言い方の例も載せています。
急ぎの連絡に気づかなかったときは
休みの日に、急ぎの連絡を見落としてしまうこともあるでしょう。そんなときは、気づいた時点で短くおわびし、すぐにできることを伝えれば十分です。
ご連絡に気づくのが遅くなり、失礼しました。
〇〇の件、今から確認して、30分以内にお返事します。
休みの日に気づかなかったことを、何度も謝る必要はありません。おわびは一言にして、そのあとの対応で誠意を見せましょう。
角を立てずに線引きを伝える言い方
時間外の連絡が続いてつらいときは、ひとりで我慢を重ねるより、上手に線を引くほうが、上司との関係も長続きします。
返事の時間帯で、さりげなく伝える
いちばん穏やかなのは、返事の時間帯で伝える方法です。急ぎでない連絡には、毎回、次の勤務日の朝に返すようにしてみましょう。
続けているうちに、上司も「この人は朝に返事をくれる人だ」と自然に覚えていきます。言葉で伝えなくても、毎回の行動が線引きの合図になるのです。

面談などで、相談の形で伝える
それでも連絡が続くときは、面談や仕事の相談のついでに、自分から伝えてみましょう。「連絡しないでください」と断るのではなく、代わりのやり方を示す相談の形にすると、受け入れてもらいやすくなります。
ひとつご相談があります。週末は家のことで手が離せず、連絡にすぐ気づけないことが多いんです。
急ぎの件はお電話をいただければ、できるかぎり対応します。それ以外は、月曜の朝に確認する形でもよろしいでしょうか。
そうか、気づかなかった。急ぎのときだけ電話するよ。
「急ぎなら電話で」という代わりの道を示しておくのがポイントです。上司も「困ったときは連絡できる」と安心でき、線引きを受け入れやすくなります。
チームの決まりとして提案する
上司一人の問題ではなく、チーム全体で時間外の連絡が多いなら、決まりとして提案するのもひとつの方法です。個人の不満ではなく、みんなが働きやすくなる工夫として話すと、角が立ちにくくなります。
- 急ぎの連絡は電話、それ以外はチャットにする
- 急ぎでない連絡は、送る時間を指定できる機能を使う
- 書き出しに「急ぎ」「返信は月曜で大丈夫です」と書く
休みの日の、通知との付き合い方
上司に伝える前に、自分でできる工夫もあります。休みの日に仕事の連絡が気になって落ち着かないなら、通知との付き合い方を見直してみましょう。
- 仕事用のチャットは、休日は通知を切っておく
- 仕事の連絡を確認するのは、日曜の夕方に一度だけと決める
- 個人のLINEに仕事の連絡が来るなら、会社のチャットに移せないか相談する
急ぎの連絡は電話で来るように決めておけば、チャットの通知を切っても安心です。連絡を見る時間を自分で決めるだけで、振り回される感覚はぐっと小さくなります。
時間外の連絡で、やってはいけないこと
時間外の連絡にどう向き合うかで、その後の上司との関係は大きく変わります。次のような対応は、かえって自分を苦しめたり、関係をこじらせたりするもとになります。
避けたい対応
- 疲れていても、夜中に毎回すぐ返し続ける
- 何も伝えないまま、ある日から急に返事をしなくなる
- 「休みの日に連絡しないでください」と、感情的に一言だけ送る
- 私的な誘いに、あいまいな返事を続けてしまう
- 職場で上司の悪口として広めて、味方を集めようとする
なかでも、何も言わずに急に返事を止めるのは避けましょう。上司は理由がわからず、「何か不満があるのかな」と気にしてしまいます。線を引くときは、言葉や、毎回同じ時間帯に返すといった行動で、わかりやすく伝えることが大切です。
返さなかったあとで、上司の態度が冷たくなった気がすることもあるかもしれません。そんなときの見分け方と接し方は、上司が自分にだけ冷たい本音で紹介しています。

度を越す連絡が続くときは、ひとりで抱えずに相談を
時間外の連絡の中には、上司の「気づいていない」では済まされないものもあります。次のような状態が続くなら、職場のハラスメントにあたる可能性があります。
相談を考えたほうがいい連絡
- 深夜や早朝に、何度も電話をかけてくる
- すぐ返さないと怒られる、評価を下げると言われる
- 休日に作業をするよう、当たり前のように指示される
- 容姿についての言葉や、二人きりの誘いがしつこく続く
- 誘いを断ったあと、仕事で嫌がらせを受けている
まずは、いつ、どんな連絡が来たのかを、メッセージの画面の写しやメモで残しておきましょう。そのうえで、社内のハラスメント相談窓口や人事、信頼できるさらに上の上司に相談してください。
会社の中で話しにくい場合の社外の相談先としては、労働局などに設けられた総合労働相談コーナーがあります。休日の作業が続いているのに、働いた時間として扱われていない場合は、労働基準監督署も相談先になります。
連絡のことを考えると眠れない、休日も体がこわばったままといった状態が続くなら、医療機関を頼ることも考えてください。
夜も休日も、気持ちが休まらないときは
度を越すほどではなくても、休みの日にいつ通知が来るかと身構えていると、心はなかなか休まりません。スマホを見るたびに上司の名前を探してしまう、そんな日が続くとつらいものです。
線引きの方法がわかっても、気持ちのほうが追いつかないこともあります。そんなときは、職場と関係のない人に話を聞いてもらうと、肩の力が抜けることがあります。
よくある質問
休日に上司から連絡が来たら、返さないとまずいですか?
中身によります。トラブルなど急ぎの連絡でなければ、次の勤務日の朝に返しても、問題にならないことが多いでしょう。どうしても気になるなら、「確認しました。月曜に対応します」と一言だけ返しておくと安心です。
既読にしたまま返さないのは、失礼でしょうか?
急ぎでない時間外の連絡なら、読んだあと、返事を次の勤務日の朝に回しても失礼にはあたりません。そのときに「いただいていた件、拝見しました」と一言そえれば十分です。
上司に「休日は連絡しないでほしい」と伝えてもいいですか?
伝えてかまいません。ただ、禁止する言い方は避けたいところです。「急ぎのときは電話で、それ以外は月曜に確認します」と代わりの方法を示すと、受け入れてもらいやすくなります。
休日の連絡にすぐ返さないと、評価に響きませんか?
仕事の評価は、本来、勤務時間中の働きぶりや成果で決まるものです。気になるときは、面談で「時間外の連絡は、どのくらい急いで見ればよいでしょうか」と確認しておくと、迷わずにすみます。
休日に頼まれた作業をした時間は、働いた時間になりますか?
働いた時間(労働時間)にあたるかどうかは、会社の決まりだけで決まるものではなく、上司の指示で作業したかどうかなど、実際の様子で判断されます。休日に指示されて作業した時間も、働いた時間にあたることがあります。いつ、どんな指示で、何時間作業したかを記録しておき、扱いに疑問があるときは、人事や労働基準監督署、総合労働相談コーナーに相談してみましょう。
まとめ
休日や夜の連絡に振り回されていると、仕事の日も休みの日も、気が張りつめたままになってしまいますよね。この記事のポイントを振り返ります。
- 時間外に連絡する上司は、「忘れないうちに」「自分の不安を手放したい」くらいの気持ちで送っていることもある
- トラブルや急ぎの確認以外は、次の勤務日の朝に返せば十分なことが多い
- 急ぎのときも、今できることだけ答え、作業は勤務日に回す
- 線引きは、返事の時間帯や、「急ぎなら電話で」という相談の形で伝える
- 深夜の電話や、返さないと評価を下げるといった連絡は、社内外の窓口に相談する
休みの日は、あなたが心と体を休めるための大切な時間です。上手に線を引きながら、仕事との距離を自分で守っていきましょう。

シンパンくんから
次の休日に連絡が来たら、「これは月曜の朝でも困らないかな?」って、一度深呼吸して考えてみよう。それだけで、気持ちがずいぶん軽くなるよ。




