こんなことで、迷っていませんか?

  • 仕事終わりに上司から「今度、ご飯でも行かない?」と誘われた
  • とっさに「ぜひ」と答えたものの、帰り道でずっと考えてしまう
  • 仕事の話なのか、特別な意味があるのかわからない
  • 本当は行きたくないけれど、どう断ればいいかわからない

上司が食事に誘う心理がわからないと、うれしい気持ちと戸惑う気持ちが半分ずつになることもありますよね。上司からの誘いは、断りにくいぶん悩みも深くなるものです。

結論

上司が食事に誘う理由は、職場では話しにくいことを話したいという「仕事の延長」のこともあります。

ただし、二人きり、夜遅く、雰囲気のいいお店、何度も、という条件が重なるほど、好意やそれ以外の期待が混じっている可能性は高くなります。

この記事でわかること

  • 上司が食事や飲みに誘ってくる5つの本音
  • 人数・時間帯・お店・頻度で見分ける表
  • 誘いを受けるか迷ったときの考え方と、既婚の上司の場合の注意
  • 行きたくないときの角が立たない断り方と例文
  • 断っても続く誘いの相談先
この記事の目次閉じる開く
  1. 上司が食事に誘ってくる本音|よくある5つの理由
    1. 1. 職場ではできない話をしたい
    2. 2. 仕事の相談や、あなたの意見を聞きたい
    3. 3. 一緒にご飯を食べる相手がほしい
    4. 4. あなたに好意がある
    5. 5. 立場を利用して近づこうとしている
  2. 誘い方でわかる本音|人数・時間帯・お店・頻度の見分け表
    1. 仕事の延長として誘っているサイン
    2. 好意が混じっていそうなサイン
    3. 食事のあとの態度も手がかりになる
    4. 気をつけたい誘い方
  3. 誘いを受けるか迷ったときに考えたいこと
    1. いちばん大事なのは「自分が行きたいか」
    2. 行くなら、先に自分の線を決めておく
    3. 既婚の上司に誘われたとき
    4. 自分も上司に好意があるとき
  4. 行きたくないときの角が立たない断り方
    1. 予定を理由に、やんわり断る
    2. ランチや複数人に置きかえる
    3. 何度も誘われるときは、はっきり伝える
    4. 断ったあとは、職場でいつもどおりに
  5. 上司の誘いでやってはいけないこと
  6. 断っても続く・断りにくいときは相談を
  7. 上司の気持ちがわからず、ひとりで悩むときは
  8. よくある質問
  9. まとめ

上司が食事に誘ってくる本音|よくある5つの理由

上司が部下を食事に誘う理由は、一つではありません。よくある理由を知っておくと、自分が誘われた場面を落ち着いて見直せます。

対等に話し合う
食事の席で、ゆっくり話を聞きたいだけのことも

1. 職場ではできない話をしたい

会議や業務の合間では、部下が本当は何を考えているのか、なかなかわかりません。食事の席なら、仕事の悩みや、これからやりたいことを聞きやすくなります。

とくに、新しくチームを任された上司や、部下が配属されたばかりの上司は、一人ひとりと話す機会をつくろうとすることがあります。この場合、ほかの部下も順番に誘われていることが多いものです。

2. 仕事の相談や、あなたの意見を聞きたい

チームの人間関係の悩み、新しい仕事の進め方、ほかの部署との調整。上司にも、職場では口に出しにくい相談ごとがあります。

あなたを信頼しているからこそ、「ちょっと意見を聞かせてほしい」と食事の場を選ぶこともあります。異動や新しい役割の打診など、正式に伝える前に気持ちを聞いておきたい話が隠れていることもあります。

3. 一緒にご飯を食べる相手がほしい

深い意味はなく、一人で食べるより誰かと食べたい、気になっていたお店に行ってみたい、というだけのこともあります。仕事帰りにふと「誰か誘おうかな」と思い、近くにいたあなたに声をかけた、という程度の誘いです。

こうした誘いは、断っても上司があまり気にしないことが多く、次の日には誘ったことすら忘れているかもしれません。

4. あなたに好意がある

あなたと二人で話す時間がほしくて、食事に誘っている可能性もあります。好意がある場合は、仕事の話よりも、あなたの好きなものや休日の過ごし方など、プライベートな話題が多くなりがちです。

ただ、上司という立場上、はっきりとは言わずに「仕事の話もあるし」と理由をつけて誘うこともあります。好意かどうかは、一回の誘いでは決めつけず、誘い方の特徴を合わせて見ていきましょう。

5. 立場を利用して近づこうとしている

残念ながら、なかには「上司からの誘いなら断られにくい」とわかったうえで、部下に近づこうとする人もいます。個人的な関係を期待しているのに、仕事の話を口実にしているケースです。

この場合、断ってもしつこく誘ってくる、お酒を強くすすめてくる、誘ったことを周りに言わないよう念を押す、といった特徴が見られます。こうした誘いには、無理に付き合う必要はまったくありません。

シンパンくんからあなたへ

上司からの誘いって、「仕事だから断れない」と思っちゃうよね。でも理由はいろいろあるんだ。まずは、どんなふうに誘われたかを思い出してみよう。

誘い方でわかる本音|人数・時間帯・お店・頻度の見分け表

上司の本音は、誘いの言葉よりも、誘い方の「条件」に表れやすいものです。次の表で、自分が誘われた場面と照らし合わせてみてください。

見るところ仕事の延長に近い好意・下心が混じりやすい
人数チームや複数人いつも二人きり
時間帯ランチ・仕事帰りすぐ夜遅く・休日
お店会社の近く・気軽な店個室・雰囲気重視・遠い店
頻度節目のときだけ毎週のよう・断っても続く
誘い方職場で声をかける個人の連絡で、内緒にと言う
話題仕事・これからのこと恋愛・私生活ばかり

仕事の延長として誘っているサイン

仕事の延長に近いサイン

  • 「〇〇さんも一緒にどう?」と、ほかの人にも声をかけている
  • お昼休みや、仕事終わりすぐの短い時間を提案してくる
  • 会社の近くの定食屋や、気軽なお店を選ぶ
  • 食事中の話題は、仕事や今後のキャリアが中心
  • ほかの部下も、同じように誘われている

好意が混じっていそうなサイン

好意がありそうなサイン

  • いつも二人きりで、ほかの人を誘う気配がない
  • お店を選ぶときに、あなたの好みをよく聞いてくれる
  • 食事中に、恋人の有無や休日の過ごし方を聞いてくる
  • 「また行こう」と、次の約束をしたがる
  • 職場でも、あなたにだけ話しかける回数が多い

上司が男性で、職場で見られる好意のサインをもっと知りたいときは、職場の男性の脈ありサインが参考になります。

食事の誘いだけでなく、ふだんからよく話しかけてくる場合は、職場でよく話しかけてくる男性の本音もあわせて読んでみてください。

食事のあとの態度も手がかりになる

誘いの本音は、食事のあとの上司の様子にも表れます。仕事の延長だった場合は、翌日もいつもどおりの態度で、食事のことを特に話題にしないことが多いでしょう。

一方で、好意がある場合は、「昨日は楽しかった」と個人的なメッセージが届いたり、すぐに次の日程を聞かれたりします。断ったとたんに態度が急に冷たくなるなら、仕事の話は口実で、別の期待があったのかもしれません。

上司から個人のLINEが届くようになった場合の見分け方は、上司からLINEが来る本音でくわしく紹介しています。

気をつけたい誘い方

次のような誘い方をされたときは、好意かどうかより先に、自分の身の安全と立場を守ることを考えましょう。

  • 「みんなには内緒ね」と、誘ったことを口止めする
  • お酒をしつこくすすめる、終電の時間を気にさせない
  • 「評価のことで話がある」など、仕事の話をちらつかせて断れなくする
  • 帰りにくい遠くの店や、相手の自宅の近くを選ぶ

こうした誘い方は、たとえ相手に悪気がなくても、あなたが不安を感じた時点で断ってかまいません。

誘いを受けるか迷ったときに考えたいこと

上司からの誘いは、受けるか断るかで迷うものです。ここでは、決めるときに考えておきたいことを紹介します。

自分の気持ちに気づく
誘いを受けるかどうかは、自分の気持ちを大切に決めましょう

いちばん大事なのは「自分が行きたいか」

仕事の付き合いだから、断ったら悪いから、という理由だけで行く必要はありません。行きたいかどうかを決めるのは、上司ではなくあなたです。

少しでも気が進まないなら、その気持ちを大切にしてください。断ることは、失礼なことではありません。

行くなら、先に自分の線を決めておく

行ってもいいと思えたときも、自分で安心できる条件をあらかじめ決めておきましょう。

  • 夜ではなく、ランチにしてもらう
  • 帰る時間を、誘いを受けるときに伝えておく
  • お酒は自分のペースで、決めた量まで
  • 一軒目で帰り、二軒目には行かない

「明日の朝が早いので、9時には失礼しますね」と最初に伝えておけば、相手も無理に引き止めにくくなります。

既婚の上司に誘われたとき

相手が結婚している上司の場合は、とくに慎重に考えましょう。仕事の話のつもりでも、夜に二人きりで食事をすれば、周りから誤解されたり、相手の家庭とのトラブルに巻き込まれたりするおそれがあります。

「家ではうまくいっていない」「君と話していると楽しい」といった言葉が出てくるなら、仕事の延長ではない気持ちが混じっている可能性があります。既婚の男性が見せる好意については、既婚男性が好意を見せる本音でくわしく紹介しています。

自分も上司に好意があるとき

誘われてうれしい、自分も上司が気になっている。そんなときは、誘いを受けること自体は悪いことではありません。ただ、職場の恋愛は、うまくいかなかったときも毎日顔を合わせることになります。

最初は昼の食事や、ほかの人も交えた場から始め、相手の気持ちと自分の気持ちをゆっくり確かめていきましょう。職場に限らず、二人きりで誘ってくる男性の心理は、二人きりで誘ってくる男性の心理でも紹介しています。

行きたくないときの角が立たない断り方

断るときに大切なのは、「誘ってくれたことへのお礼」と「行けないこと」をはっきり伝えることです。あいまいに返すと、また誘われる余地を残してしまいます。

自分の境界線を大切にする
断ることは、自分を大切にするための選択です

予定を理由に、やんわり断る

一度目の誘いなら、予定を理由にやんわり断るのが自然です。ただし、「また今度」と言うと次の約束を期待させてしまうので、使わないほうが無難です。

予定を理由に断る例
相手

今週の金曜、仕事のあとご飯でもどう?

あなた

お誘いありがとうございます。金曜は先に予定が入っていて、すみません。

あなた

月曜の打ち合わせの資料は、木曜中にお送りしますね。

最後に仕事の話を一言添えると、「上司と部下」の関係に自然に戻すことができます。

ランチや複数人に置きかえる

仕事の話なら聞きたい、でも夜の二人きりは避けたい。そんなときは、条件を変えて提案してみましょう。

条件を変えて提案する例
あなた

ありがとうございます。夜はなかなか時間が取れないので、もしよければお昼にお話を聞かせていただけますか?

あなた

せっかくなので、〇〇さんたちも一緒にどうでしょう?

仕事の延長で誘っている上司なら、喜んでランチや複数人に切り替えてくれるはずです。反対に、二人きりの夜にこだわるようなら、仕事以外の気持ちが混じっていると考えてよいでしょう。

何度も誘われるときは、はっきり伝える

やんわり断っても誘いが続くときは、理由をつけずに、自分の方針として伝えるのが効果的です。

はっきり断る例
あなた

何度も声をかけていただいて、ありがとうございます。

あなた

仕事以外での食事は、どなたとも控えるようにしているので、遠慮させてください。

「どなたとも」と添えると、相手を否定しているのではないことが伝わり、角が立ちにくくなります。それでも続く場合は、このあと紹介する相談先を考えてください。

断ったあとは、職場でいつもどおりに

断ったあとに気まずくなるのが心配で、上司を避けたくなるかもしれません。けれども、あいさつや報告をいつもどおり続けることが、いちばん自然に関係を保つ方法です。

誘いを断ったことと、仕事の評価は本来まったく別のことです。あなたが引け目を感じる必要はありません。

上司の誘いでやってはいけないこと

上司からの誘いは、対応を間違えると、あとで断りにくくなったり、職場で噂になったりします。次のような対応は避けましょう。

後で困りやすい対応

  • その場の空気で「ぜひ」と答え、あとから断れなくなる
  • 断るために、すぐばれる嘘を重ねる
  • 誘われたことを、同僚に面白おかしく話す
  • 気持ちがないのに、思わせぶりな返事をする
  • 嫌なのに「上司だから」と我慢して付き合い続ける

とくに避けたいのが、我慢して付き合い続けることです。一度受け入れると、相手は「嫌がっていない」と受け取り、誘いがエスカレートすることがあります。嫌だと思ったら、早めに線を引くほうが、あなた自身を守れます。

誘われたことを周りに話すのも、慎重にしましょう。悪気のない世間話のつもりでも、噂が広まると、あなたも上司も職場で居心地が悪くなってしまいます。

断っても続く・断りにくいときは相談を

断っても誘いが続く、断ったら態度や評価で仕返しをされた。そんなときは、もう自分の工夫だけで解決する問題ではありません。

とくに次のような言動があるなら、セクハラ(性的な嫌がらせ)やパワハラとして扱われることがあります。

  • 断っても、何度もしつこく誘ってくる
  • 「付き合ってくれないと評価に響く」とほのめかす
  • 食事の席で体に触れる、性的な冗談を言う
  • 断ったあとに、仕事を外す・無視するなどの仕返しをする

いつ、どこで、何を言われたかを、日時とあわせてメモに残しておきましょう。誘いのメッセージも、消さずに保存しておくと相談のときに役立ちます。

相談先は、会社のハラスメント相談窓口や人事部、労働組合です。会社に知られずに相談したいときは、労働局や労働基準監督署の中にある「総合労働相談コーナー」という公的な窓口が使えます。つきまといなど身の危険を感じるときは、迷わず警察に相談してください。

シンパンくんからあなたへ

断ったのに続くなら、それはもう「上司の気持ち」の問題じゃないんだ。あなたが悪いわけじゃないから、ひとりで抱えずに相談してね。

上司の気持ちがわからず、ひとりで悩むときは

危険な誘いではないけれど、上司の気持ちが好意なのか仕事なのかわからない。自分も上司のことが気になっていて、どう向き合えばいいか迷っている。そんなふうに、答えの出ない気持ちを抱えている人もいるでしょう。

職場の人には話しにくい悩みだからこそ、利害のない第三者に話を聞いてもらうのも一つの方法です。誰かに打ち明けるうちに、上司の気持ちより先に、自分の望みがはっきりしてくることもあります。

よくある質問

上司と二人で食事に行くのは、よくあることですか?

職場によって違いますが、仕事の相談や面談の代わりに、上司が部下と二人で食事をすることはあります。ほかの部下も同じように誘われているなら、仕事の延長と考えてよいでしょう。

上司の誘いを断ったら、評価に響きませんか?

食事の誘いを断ったことを理由に評価を下げるのは、本来あってはならないことです。断ったあとも、あいさつや報告をいつもどおり続けていれば、心配しすぎる必要はありません。もし仕返しのような扱いがあれば、相談窓口に相談してください。

上司が自分に好意を持っているか知りたいです。

一回の誘いだけでは判断できません。誘い方の条件や、食事中の話題、職場での接し方を、しばらく落ち着いて見てみましょう。周りの人に探りを入れたり、わざと試すような行動をしたりするのは、関係をこじらせるので避けてください。

飲み会のあとに「もう一軒行こう」と誘われたら、どう断ればいいですか?

「明日の朝が早いので、今日はここで失礼します」と、お礼と一緒に短く伝えましょう。駅やタクシー乗り場の近くで切り出すと、そのまま自然に帰りやすくなります。一軒目の途中で、帰る時間をさりげなく伝えておくのも効果的です。

誘いを断ったら、上司がそっけなくなりました。

断られたことに気まずさを感じて、上司のほうが距離をとっているのかもしれません。仕事のやり取りがいつもどおりできているなら、しばらくは自然に任せましょう。仕事を外されるなど、はっきりした不利益があるときは相談窓口へ。

まとめ

上司からの誘いは、職場の関係があるぶん、受けるにしても断るにしても気をつかいます。最後に、大切なことをおさらいしておきましょう。

  • 上司が食事に誘う理由には、職場で話せないことを話したい「仕事の延長」もある
  • 二人きり・夜・雰囲気のいいお店・頻繁、という条件が重なるほど、好意や下心が混じりやすい
  • 受けるかどうかは、上司ではなく自分の気持ちで決めていい
  • 断るときは、お礼と「行けないこと」をはっきり伝え、「また今度」は使わない
  • 何度も誘われるなら「どなたとも控えている」と方針として伝える
  • 断っても続く、仕返しがあるときは、記録を残して社内や公的な窓口に相談する

上司からの誘いは、受けても断っても、あなたが安心できる形がいちばんです。自分の気持ちと安全を、何より大事にしてください。

シンパンくんからあなたへ

誘われて迷うのは、相手との関係をちゃんと考えている証拠だよ。自分の「行きたい」「行きたくない」を、そのまま大事にしていいんだ。